勇者を倒せ
前に短編で書いたの連載用にしました。
気が向いたら短編『スライム~最強への道~』読んでみてください。
森の中に小さな影が一つあった
『ハァー、めんどくせえ何で俺がこんな事しなくちゃいけねえんだよ』
その小さな影の正体はスライムだった。
『勇者はいったいどこに居るんだよ!早く倒して帰りてぇ』
スライムは、勇者を倒すために旅をしていた。
その理由は、今から一ヶ月前、魔王の城で
『魔王様、お呼びですか?』
「お前を呼んだのは、他でもない勇者のことだ」
『勇者?』
「そう勇者だ。お前も知っておろう今から半月ほど前、勇者が召喚されたことを」
『風の噂で耳にしておりますが』
「その勇者が昨日、私を倒すために旅立ったのじゃ」
『それで私にどうしろと?』
「勇者を倒して来てもらいたいのだ」
『勇者を倒すのですか?』
「もちろん倒してきたら褒美をやる」
『分かりました』
「では、お前にこのアイテムを与えよう」
スライムは、
装備アイテム 短剣、スライムの冠
道具 薬草
を手に入れた
「では、たのんだぞ」
で、現在に至る。
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名前 スライム
Lv 5
HP 50
MP 100
攻撃 9
防御 9
素早さ 9
属性 全て(火、水、風、土、雷、光、闇、無、創造、破壊、時間、空間)
特技 なし
装備 スライムの冠
道具 薬草×10、短剣(手がないため装備できない)
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『魔王も何で装備できないもん渡すんだよ!』
そして、スライムの冒険は始まった。