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syNchronIcity-tHe It's Lost-prIoriTY  作者: Vanargand
死神の依頼編
3/5

報告2.【存在】

眠いのでこれで寝させて…Zzz ( ̄~ ̄) (シリアスなコメディーになるかもwww)





「だから、消して良いんだろ?」

『ぐぬぬ...分かった…良いだろう』


 何でこうなってるかは、あの俺が気絶した時にやはり俺は能力を手に入れたようだった。それで精霊に、

〝蓮さんは大変な能力を手に入れてしまいました。自分の能力を使いこなさなければ、異世界へ行って能力爆発でも起こされたら困ります。ですので、あのゴミの山を消してみて下さい〟

と、言われ【創造神】の創ったフィギュアを消そうとしている所だ。


 この能力何だか凄いそうだ。


 その名も【存在】。


 その名の通りに物や魔法等の存在を操る能力。簡単に言うと、物質でも非物質でも創造したり、逆に消したりできる能力だ。他にもできるみたいだが。


【創造神】は創るだけで【存在】の様な他の事は出来ないみたいだ。使えないな。


 さて、この【創造神】が使えないのが分かったところで問題だ。


【創造神】が創ったこのフィギュアを消すことが出来るのか。

答えは…


 フィギュアとその周りが歪み、黒い何かが包み、莫大な熱を知覚した所でフィギュアは消えた。

「あ、消せた」


 可だった。【創造神】…ますます使えなくなったな…


『凄いな…この俺の力を発現間もない時に超えるとはな…』


「何だか関心してるな。これはそれ程凄いのか?」

『凄すぎ。まず、異能を発現できる時点で凄い。次に、異能を授けた俺より力が凄すぎ。何?《存在》って』


 しばしの沈黙。


「さぁ…あっ、でも動物とか創れるのか?」


『俺は完璧に創れるぞ』

 自慢げに【創造神】は続けて言う。

『お前の【存在】も創れるんじゃないの?』


 早速創ろうとするがうまく働かない。


「…無理っぽい」


【創造神】は勝ったと言いたげな顔をする。


『あっ、でもお前ってさ…ステータス覗いてみたけど、魔法が体質の所為で使えないんだよね』


 えっ、そうなの?

 もはや、魔法が使えると思っていた18歳の俺には衝撃がそれなりに大きく言葉になっていない。

【創造神】は、吸収って言う体質だな。と、にっと笑い言うとこう続けた。


『そんなに落ち込むな。マイナス点ばかりじゃないんだ。そこ等辺の魔力出来るし、攻撃魔法だろうが大規模魔法だろうが魔力を吸収して消し去るんだから。…あっ、それだと、回復魔法も消し去るじゃん…』


 その独り言みたいに喋っている【創造神】に、解決方法は有るのか?と問いかけると、


『有る。だから、これをやる』

 カードの様な物を受け取る。


 だがそれは、カードと呼ぶには相応しくない物だった。


 一見カードのようだが裏面が銀色に鈍く光っていた。それは金属で最も硬いと言われたタングステン鋼を思い出させた。


 人差しで叩くが、硬さもやはりと言うか半端じゃなく硬い。

 それより何より表にある絵柄が光っており、あのiPod等のスマートフォンの画面を思い出させた。

「これは何だ?」


【創造神】は鼻をふんっと自慢げに鳴らした。

『これはお前専用多様・多角機能携帯PC。通称PDAだ!』

創造神は光っている目を更に輝かせながら続ける。

『俺やそこの精霊との通信が出来る。データベースに載ってる魔法とか使える様になる。更には知ってる、考えた、はたまた他人が知ってる魔法をデータベースに登録して使えるようになる。…ああ、カメラで写した本とか呪文とかでもOKだから』

と、言う事は他人からの回復魔法の恩恵は相変わらず受けれらないのか。


 しかし、その言葉に未成年の俺はときめきを少し感じた。


 だが次の瞬間、精霊はそのときめきに疑問を持たせるような発言をした。


〝解析された魔法のみ…〟

 その瞬間、しまったと言う様な顔を【創造神】はする。


 その言葉に疑問符を思い浮かべた俺は、それはどう言う事だ?と聞く。すると返ってきた答えは無言だった。


「まぁ、言わなくても良い…」


 その言葉はどこか含みを持ったものだった。


 だが、【創造神】は有り難うと答えた。


「それで?次は何だ?」

『お前、その格好じゃかなり目立っただろ?その格好を日本人仕立てにしてやる!』


 俺の身体が光だす。

…俺はそんなの認めた覚えは…!


『…悪ぅございました!…これでお終いだ。行ってもらうぞ』


【創造神】が手をかざす。それだけで俺の周辺が光ったりや熱を帯びる。


 そう言えば、俺の存在の能力って熱を帯びる所は似てるけど、


 何で俺のは黒いんだ?


 そう思った。そして俺は異世界へ旅立った。

……

………



 目が覚める。初めに知覚したのは頭が異様に痛い事と、知らない風景。


 そこは既に知らない土地(世界)であった。


 一面の銀世界。しかも上からは白い粉がきりもみ回転しながら落ちてくるのが見えた。


「…知らない所だ。それに寒い。後、アイツ殺すッ!」


 その一言で自分が置かれた立場を思い出す。


「そうか…俺来ちまったのか…」


 その時、先ほどの頭痛よりも酷い痛みが頭を襲う。


「ッ!」


 その時、PDAに通信が入る。


 無我夢中で手に取り耳に当てた。

『あっ…やっぱり…そうなるか…』


「なんだ!【創造神(神)】!」


『説明している暇が無い。これをやる』


 突然、首が光ったかと思うと首の周りを1周するリングが出現する。


 頭痛が止まる。何だこれは。


『それは、お前の吸収の体質で得た魔力を浄化する物だ。お前は魔力にまだ慣れていない。それに、それは吸収した魔力の半分ほどをお前の身体能力強化に当てているから、かなり強くなれる筈だ。…まぁ、半分に減ったって言っても一日約5000人分溜めるから…そんなに心配は要らない。』


 事実上、人間の最強だな。と【創造神】は言う。


 それに対し、俺はそうかと答えただけだった。


 俺は、PDAを取り出して指で操作を始める。


「通信終わり!」

 通信を遮断する。そして気になっていた魔法の項目をメニューから選ぶ。


「こんなに有るのか…」


 そこに示された魔法の数は半端じゃなかった。

 少なくとも1000は超えるだろう。


 メニューに戻り、地図の項目を選ぶ。するとこんな事が表示された。


《この世界の地図が有りません。地図を作成してください。探知出来るのは10kmまでです。》


 …結局はこの世界の地図は無い。そう言いたいんだな……


 ちょっとしたガッカリした事を感じつつ、地図に既に表示されている10km以内から自分が必要と感じている場所を探す。


 …あった…


 そこは水や森があり、人が住むには相応しいの場所であった。


この世界の住人に会って話を聞く必要がある。…言葉が通じるとは限らないが。


まずは、そこへ向おう。…実際人が住んでるとは限らないが。


 いきなり通信が入る。それに反応して俺はPDAを耳に当てた。

『いきなり切るな。あれから大事な話し有るのに』


「…言語のことか?」

『…そうだ。気になるだろう?』


「確かに…悔しいがその通りだ」


『だろうな。だがな…そんな心配は要らないと思うぞ?』


「どういうことだ?」


『どうもこうもない。ただ単にその世界、罰を受けていないんだ』


「はっ?どういうことだ?」


 レンはその言葉の意味が分からなかった。


『あっ…通じなかったか……悪かった…』

 何故か謝る【創造神】。


『まあつまりだな。言語が複数も存在してないだけだ。統一されている。』


「ああ…なるほど。俺らの世界は神の怒りを受けて言語がバラバラになったが、この世界は同じままだと。そう言いたいのか?」


『…少し違うけどな。うん』


 【創造神】はその後も、うん。うん。と何か納得めいた事を一人で言っていたためレンとの通信が切れたことに気が付かなかった。

……

………


【創造神】との通信を遮断したレンは、先ほど地図で探知した場所へ向っていた。


「…疲れた」

まぁ、疲れるのも無理は無い。彼は銃で撃たれ、状況を漠然と理解し、流されるがままここまで来たのだから。彼が普通の人間ならば僥倖である。


 彼は近くにあった木の幹の元へ腰を掛け、結構大きな川を見ていた時だった。


 あたり一面に物凄い獣の唸り声が響いた。


「ん?」


 レンに襲い掛かる影がレンの物と重なる。


 それに反応したレンは一瞬焦りを感じ、そこから咄嗟に身を引く。


 その直後、物凄い振動と共に知覚したのは人の身長の5倍は有りそうな異様な化物の姿だった。


 それを見たレンは驚きを隠せないまま呟く。


「…まぁ、こんなのが居なきゃ面白くねぇわな…」


 その一言は、ほんの少しだけ揺れていた。


 そして、対峙する。お互いの姿を再びその眼に納めて…

化け物こと謎の獣が出現!

レンは勝てるのか!?


(チートご都合主義なので勝ちまふ…)

( ´Д`)y─┛~

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