見えない子供の記録(短編)
掲載日:2026/01/28
※重い内容を含みます。
※人によっては不快に感じる表現があります。
苦手な方はご注意ください。
※短編です。
※説明の少ない表現があります。
目が、聞こえない。
耳が、見えない。
言葉も、文字も、知ってるけど、聞いたことは、ない。見たことも、ない。
いつか、目が聞こえて、足が動けて、耳が見えたら
世界は、どれほど汚いのかな。
この土星だっけ………あー違う違う。木星……いや地球…?
…べつにいっか、関係あるではないし。
この星?隕石?………は醜い動物を生んで…どう思ってるんだろ。憎んでるかな。でも何も思ってないかも。どうなっても、この星は生きてあることだけ。
きっと、この思いが、この文が、出してるのかも知れない声が、届くことも、送られることも、ないんだろうな。
またいつか、なんて、きっと、ない。いみも知れないのに。
解読できた文の一部。ミミズのような字で、震えた手で書いていたことが分かる。盲目の子がよく、ここまで書けたものだ。
読んでくれてありがとうございました。




