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双炎にリィンカーネーションの花束を  作者: ぬまお
第1章 騎士団入団編
3/4

第2話 どうなんだこれから

第2話です!

どうぞお楽しみくださいm(_ _)m


「一体、何が起こったって言うんだ...。」

男は馬から降り、周囲を見渡した。


「アラン様、この2人生きてます...。」

女は男の名を呼び、冷静にそう報告する。


「白髪の少年と少女...。とにかく生きているなら運ぶぞ!ルイナは彼女を!」

男、アランはそう女、ルイナに指示をした。


アランは壮絶な光景に動揺を隠せないままだった。

二人は少年と少女を担ぎ、馬で森を抜け出した。



『必ずあなたを探しだすから』



「ッハ!」


ガイトは、飛び起きながら意識を取り戻した。

悪夢を見ていた訳でもないが、ここで意識を失っている場合ではない様な気がして。


「お!意識を取り戻したか!良かった〜。」

声の方向を覗くと、薄い緑色の髪を生やして眼鏡をかけ、白衣を着る男が椅子に座っていた。


「ここは...?」

ガイトは全く状況が理解出来なかった。

そんなガイトに部屋に入ってきた男が答える。


「ここはグリーンスター診療所。ガラコ村さ。」

腰に剣を備えている。軽い装備だが、おそらくこの世界の騎士かなにかなのだろう。


「あなたが俺をここに?」

「そうだよ。自己紹介が遅れたね。俺はアラン・イグムノフ。君は?」

アランと名乗った男はオレンジ色の髪の毛を生やした青年だ。


「俺はガイトです。」


「あまり聞かない名前だね。」

眼鏡の男が顎を擦りながら言う。

「苗字は?」

アランが尋ねる。

ガイトは孤児院に捨てられていた為、苗字が存在しない。

「色々あって。苗字がこれと言ってないんです。」

申し訳なさそうに答えるガイトにアランは、訳ありか、と頭をかく。


ガイトは何か忘れている事がある。

それは、あの少女のことだ。

「あっあの!俺と一緒にいたミラ、女の子は...?」

そう言うと、デネブが顎でベッドを指す。

カーテンで仕切られたベッド。ガイトはベッドから起き上がり、カーテンを開いた。


「あっ。」

そこには眠っている白髪の少女がいた。

「良かった。無事で。」

安堵するガイトの横にルイナが現れる。


「ガイト君。初めまして。ルイナと申します。ここでは最低限の治療しか出来ないので、騎士団直属の医療施設に向かいます。」

デネブが失礼だな、とボヤく。


「お、俺はそんな大した怪我じゃないですよ?」

「そうだけどあの現場にいたという事だから監視も含めて移動してもらうんだよ。」

そうアランがガイトに説明を挟む。

「あの子もですか?」

ガイトが少女を指す。

「ああ、エルフ様も同行だ。」

アランの発言にガイトは引っかかる。

エルフ様という言葉が。


「エ、エルフ様?」

「そうです。エルフ様です。」

ルイナが真剣な表情で話す。

ガイトはエルフという単語を冗談かと思ったが、あの狼の化け物達を見たのを思い出し、エルフがいてもおかしくないと何となくだが、理解した。


「とりあえず、ガイト君も怪我大丈夫そうだし、王都に行ってもいいんじゃないかな?エルフ様も応急処置は完了してるし。」

デネブの話にアランは頷き、ルイナに指示を出す。

「これから王都に向かう。ガイト君とエルフ様は竜車で護送するから安心してくれ。」

竜車という謎の乗り物に乗らされるらしい。ガイトがその竜車に乗る為外に出る。


「ほ、本当に竜...?」


目の前には、大きな翼を生やした竜がいた。


[王都 騎士団直属医療院]

村を出て、1時間ぐらい走った。いや、飛んだだろうか?疲労で眠っている間に着いたらしい。

少女は車輪の付いたベッドで施設内に運ばれていった。

周りには大勢の護衛がいる。本当にただ事では無いらしい。


「ガイト君の部屋を案内するよ。」

そう言われ、ガイトはアランに着いていき、部屋に辿り着いた。

「今日は安静にしててくれ。エルフ様は大丈夫だから。」

そう言い残し、アランは忙しそうな様子で病室を後にした。


「どうなんだこれから...。」


ガイトは病室の天井にそう呟いた。








読んでいただきありがとうございます!(´▽`)

あなたは魔法は欲しいですか?それとも一般人として異世界生活したいですか?

それでは次回もよろしくです!

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