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とあるペットシッターの一日

作者: たるぽこん

 フォローさせていただいている方の書いている小説を見ると、様々な職業の方がいるのだなと感じるので私も記したいと思っている。


 前提条件としてペットシッターという仕事について説明する必要がある。ペットシッターとは簡単に言ってしまえばベビーシッターのペット版だ。つまり、お客様のお宅に出向き、お客様のペットのお世話をする。そんな仕事だ。命を預かる仕事だからその責任は重い。無論、鍵も預かるからお客様との信頼関係も重要になってくる仕事だと考えている。


 お客様宅への交通手段としては公共交通機関を用いている人も多いが、私は二輪車を使用している。理由としては、私のペットシッターとしての執務の特性にある。私は主に、他の事業者がやっていないような時間を中心として仕事をやっているからだ。


 つまり、他の事業者が営業していないような夜間でもお客様宅へとお伺いすることができるように二輪車を利用してお伺いしている。なぜ二輪車なのかと言うと、駐車場の問題だ。


 仕事前にお客様から鍵をお預かりする必要があるが、私は原則として対面での引き渡しをしている。これは郵便だと郵便事故が起こる可能性があり、対面が一番安全だと考えているからだ。やむを得ず郵送での送付を依頼する場合にはこちらが費用を負担して補償付きの商品で郵送してもらっている。


 シッターの当日は、自宅からお客様の自宅へと直行して仕事を行う。ワンちゃんの場合はお散歩、ニャンちゃんの場合には室内で軽く遊んであげる他、共通の作業としてご飯とお水をあげることがある。事前にオーナー様からお聞きした情報をもとにご飯やお水をあげる。


 ワンちゃんの場合、お散歩はオーナー様の指示されたコースを歩くことが多いが、万が一にもワンちゃんが他の方面に行きたがったときは、ワンちゃんの意志を尊重してその方向になるべく歩かせるようにしている。もちろん、これもオーナー様からの指示があったときには行かせないようにする。特に日本犬の場合だが、ワンちゃんの意志に任せて散歩を進めてしまえば、ワンちゃんがわがままな子になってしまうのだ。そんなことに気を使いながら、シッティングをしていくのだ。


 ネコちゃんの場合は、私の前に出てきた場合には猫じゃらしや猫用レーザーポインタなどを使い遊んであげる。というのも、ネコちゃんはオーナー様以外に心を開かない人も多く、私が訪れても姿すら前に見せない子がいるからだ。もちろん、そんなこと無理やり遊ぶなんてことはしない。あくまでもお預かりした子が自発的に姿を見せたら、だ。ネコちゃんはその標的の形を認識していると言われ、動きも認識していると言われる。すなわち、芋虫の形をしたオモチャは芋虫のように動かしてあげるし、チョウの形をしたオモチャはチョウのように動かしてあげるという必要があるのだ。

 

 だから、なかなか幅広い知識が必要な職業だと私は考えている。無論、ワンちゃんネコちゃんそのものに対する知識もそうだし、それ以外に対する知識も持っておく必要があると考えている。


 これからも責任を持ってシッターとしての活動を進めていきたいと思う。




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