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095 『ゲーマー艦隊』が帰る

【ダケタ王国 王国軍統合本部 作戦室】


 作戦室では相も変わらず議論が続いていた。

「本部長、王国艦隊は先の戦いが終わってから整備・補給を未だに続けています。 この間に三神・ゲーマー合同艦隊は3戦しており、どれも問題なく敵を撃退しています。」


「・・・それで?」


「今回、敵は20個艦隊で攻めてきましたが、その内9個艦隊を『ゲーマー』単独で撃破、辺境軍や三神と『ゲーマー』が組んだ合同艦隊が5個艦隊を撃破、王国艦隊が撃退したのは2個艦隊です。 敵の残りは4個艦隊ですが、上手くいって3個艦隊を『ゲーマー』が1個艦隊を王国艦隊で相手する事になるでしょう。 下手すれば4個艦隊全部を『ゲーマー』に持っていかれます。 もしそんな事になれば王国の権威は失墜する事になるでしょう・・・ 」


「・・・で、どうしろと?」


「残りの4個艦隊は『ゲーマー』の手を借りずに戦いましょう。 三神の艦隊も王国艦隊に合流させれば戦力的には何とかなるかと・・・ 」


「言いたい事はわかるが、三神の艦隊は『ゲーマー』艦隊の監視とけん制を兼ねている。 そこから三神の艦隊を引き抜けば『ゲーマー』が何をしても止められぬぞ・・・ そんな危険を冒す事はできん。」


「分かっています。 『ゲーマー』には丁重にお帰りいただきましょう。 辺境領のゲートの向こうに帰せば、こちらには手出し出来ないでしょう。 もし何かあっても辺境軍が時間を稼いでくれますし、ゲートを破壊すれは後続も断てます。」(『ゲーマー』がゲートを使用しない単独ワープ能力を持っている事は秘密なので、こう言う話が出てくる。)


「ふむ・・・ 確かに『ゲーマー』が居なく慣れは三神を動かすのに何の問題も無くなる。 が、『ゲーマー』を帰した結果、敵艦隊に敗北をきしたなどとなったら取り返しがつかぬ事になるぞ、上手く行ったとしても、『ゲーマー』に比べ確実に多くの時間が掛かる分、被害も増える事になるだろう・・・

 民の事を思うなら『ゲーマー』に任せるべきなのだがな・・・

 他国の目もあることゆえ、や無負えないところであるが・・・ 」


 その後も会議は続いたが、最終的に『ゲーマー』にはお帰り頂く事で話はまとまった。 その為『ゲーマー』との窓口になっているロア伯爵に『ゲーマー』にはお帰り頂くよう要請がなされる事になった。



【三神・『ゲーマー』合同艦隊 辺境軍旗艦『あまつかぜ』艦橋】


「ロア様、軍統合本部より新たな作戦指示書と『ゲーマー』の帰還要請が来ています。」

「 ・・・了解だ、モニターに出せ。」


 ロアはモニターに映し出された指示書を見ながら、や無負えないかと考える。

 ロアにしてみれば自分の婚約者の安全確保の為に追加で約2万隻の『ゲーマー』艦を呼び寄せたが、事情(ロアにとって『ゲーマー』は私有戦力)を知らない人にしてみれば第三勢力の『ゲーマー』が予告もなく多数の艦艇を送り込んだ事を不安に感じるはずだし、戦果が偏りずぎるのも不味いと分かる。


「よし、『ゲーマー』艦隊を辺境領のゲートまで送ることとする。『玄武』に連絡し行動計画を立案、実行せよ。」

「了解しました。」


 これにより、『ゲーマー』による敵艦隊迎撃が止まることとなり、さらには『ゲーマー』を送って行った三神の艦隊が戻ってきて王国艦隊との合流を待ってから敵艦隊にあたる事となったため、三神の小部隊が時間稼ぎをしているとは言っても押し止めることは難しく、敵の侵入を許す事となった。

 特にゲートのハブとなっていた星系が落とされゲートを自壊させる事になった結果、数億人の帰宅困難者を出す事に・・・

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