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089 貴族連合艦隊現る

【辺境宙域 ゲート前 『ゲーマー09A1』メイン格納庫内】


 ロアが呼び寄せたゲーマー艦隊の中には、中継基地として使用していた09A型の1番艦の姿もあった。


 王女達が乗り込む近衛の戦艦と直掩艦隊50隻は『ゲーマー09A1』のメイン格納庫に収容されていた。

 他にも、リラが乗り込む三神公爵領軍の戦艦12隻の姿も有ったが、格納庫にはまだ半分以上の空きがあり、その巨大さが際立っていた。


 ロアにしてみれば王女達の安全確保が最優先であり、最強艦の中が取り敢えず一番安全な事から当然の配置であった。 


 そして敵艦隊に集中出来るようになったロアは、着々と迎撃態勢を整えていた。

 

 1番最初に接敵する第1陣は、ロアの居る辺境軍特務艦隊・王国海軍第2特務艦隊・三神公爵領軍 第1派遣艦隊及び増援艦隊からなり、第2陣には辺境軍第1~第5艦隊及び辺境軍救難艦隊、そして第3陣には援軍としてやって来た近衛艦隊と王国軍艦隊が配置され、三層構造の陣形になっていた。

 遊撃戦力としての『ゲーマー派遣艦隊』が戦闘に参加しなくても、現在確認されている敵30万隻に対し問題なく対処可能と考えられた。


 

【辺境宙域 辺境軍司令部作戦指揮室及び『あまつかぜ』艦橋】


 『あまつかぜ』乗艦中のロアは、辺境軍司令部とモニター越しに作戦会議をしていた。


 すると作戦室オペレーターから報告が、「メインのワープゲート管制室より、予定外の大規模ワープの兆候有り。 質量規模30000~50000隻との事です。」

 皆、味方方面ゲートからの報告という事で危険は感じないが、何事だろう? と、騒ぎ出す。


 「「ザワザワ」」

 「気を散らすな! 今は作戦会議に集中!」

 「「はっ」」


 暫くして会議が終わっても誰1人作戦室から出ていく事なく、外部カメラの映像(ゲート周辺)を映すモニターを見つめていた。 すると、ワープOUTして来る多くの光点が現れ始め、ワープゲート管制室より報告が来た。

 「ワープゲート管制室より、予定外の大規模ワープ事案の続報。 敵味方識別信号確認、白井侯爵を始めとする貴族の所領艦隊との事です。 その数35000隻。」


 皆が注目する中、件の艦隊から通信連絡が・・・

 「我々は義によって戦闘に参加する事を決めた貴族連合艦隊である。 存分に使われたい。 白井侯爵家嫡男、キサイト白井。」


 「「おぉ~」」

 皆が思わず声を上げる中、ロアは早速返信を 「貴艦隊の参加に心から感謝を 我ら心打たれ士気旺盛、共に勝利を!」


 思わず熱くなってしまったロアだが、冷静になると作戦計画等の情報を送り、貴族連合艦隊の運用についての追加作戦会議を行う事を決定した。  

 


【ダケタ王国 王国軍統合本部 作戦室】


 作戦室では辺境軍との情報リンクによって、国王や本部長が状況を見守っていた。


 「思ったより戦力が集まったな。 これなら敵に後続の艦隊が居ても対処出来よう。」

 「はっ、現状問題ないと考えます。 一応、増援計画を練っていますが実施の必要はないかと・・・ 」


 だがここにきて別方面からの報告が・・・


 「B-29宙域のナシリ観測所から、正体不明艦隊を探知との第一報がありました。

 現在『MQ-787E無人偵察機』の発進準備中。

 準備出来しだい、不明艦隊への偵察を実施するとの事です。」


 そして更に、C-31宙域やC-62宙域の各観測所からも正体不明艦隊の探知発見報告が・・・

 最終的に19ヵ所の探知報告が上げられ、作戦室は喧騒に包まれた。


 「とにかく正体を突き止めるのが先だ! 偵察機の発進を急がせろ。 付近の艦隊も向かわせろ。」

 本部長はそこまで言うと声を潜め、国王に話しかける。

 「陛下、未だ正体不明ではありますが、このタイミングでの出現を考えますと・・・ 」

 「うむ、おそらく敵が多方面攻勢に出たと考えるのが妥当だろう。 敵艦隊の規模にもよるが対応出来るかどうか・・・ 正直、不味い状況だ。

 国王の名の下に緊急動員令を発するものとする。 後は本部長にまかせる。」

 「はっ」



 そして、この状況は辺境軍へも知らされた。

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