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068 敵艦隊はどこ?

【第2攻略目標宙域 攻略艦隊 総旗艦『黒虎』司令部区画】


 『黒虎』の司令部ではルコール殿下と幕僚が話し合っていた。


 「第2目標地点へとゲートOUTしたはいいが・・・ 敵艦隊は何処だ?」

 「今、先着していた第2特務艦隊分遣隊との情報リンクによるアップデート中です。 もう少しお待ちください。 

 ただ・・・ 敵艦の物と思わしき多数の残骸や分遣隊が2つ目のゲート前に布陣している事から、恐らく敵艦隊は分遣隊により壊滅状態なのではないかと・・・」


 「「・・・」」


 「いや流石にそれは・・・ 分遣隊はたった10隻だけだし・・・ 」

 と、そこに情報リンクの確認を終えた幕僚から「確認しました。 敵艦5000隻は集結する前に分遣隊により各個撃破されています。

 現在は奥のゲートから出てくる敵増援艦隊迎撃の為、ゲート前に布陣中です。 なお、ゲートの付属施設らしき小規模の構造体は存在しますが、第1目標地点に存在していた前線基地の様な大規模施設は見当たりません。」

 「ほう・・・ 流石は海軍の超大型艦だな。

 しかし、それじゃあ我々は何しにここへ・・・」


 「「・・・」」


 その後も左翼艦隊、右翼艦隊と続けてゲートOUTしてきたが・・・ 何もする事がなかった。」


 

【ダケタ王国 王宮 国王執務室】


 ダケタ王国国王の名のもと、敵基地攻略成功の知らせを聞いた国内外の人々は、明るいニュースに沸いていた。

 

 が、執務室では外の浮かれっぷりが嘘のような真剣な話し合いがおこなわれていた。

 「陛下、少々まずい事になりました。 敵基地攻略成功は誠に喜ばしい事なれど・・・

 戦功の偏りがひどすぎます。 各国からの派遣艦隊や各貴族艦隊はほとんどの艦艇が発砲すらしていません。

 主力艦隊にしても、前衛部隊が敵10000隻を撃破した他、近衛艦隊が敵基地を攻略した位です。

 攻略艦隊別動隊もそれなりに活躍しましたが、敵基地発見の他は本隊到着までの時間稼ぎです。


 それに対して、三神公爵領軍・三神子爵領軍・王国海軍は、

・ 敵侵攻艦隊撃破

・ 第2目標の攻略(敵艦5000隻の撃破を含む)

・ 敵艦艇の誘引と撃破(未だ敵艦艇群と交戦中だが、撃破確実と見られる)

 この3つを合わせて、総撃破数100万隻にも届こうかという勢いです。」


 「それは・・・ 確かに随分な差が出たな。 しかも攻略艦隊30万隻に対して、三神と海軍は1万と数百隻か・・・ これはどうしたものかな?宰相・・・」


 「はっ、このままでは戦功功労賞だけでなく、派遣艦隊を出してくれた各国に対しても少々拙いでしょうな・・・ 派遣艦隊に活躍の場を用意出来なかったのは外交上よろしくない・・・」


 「ふむ・・・ どうしたものか・・・」


 頭を悩ませる王国首脳部であった。



【敵領域宙域 囮(子爵)艦隊旗艦『あまつかぜ』】


 囮を止め、敵艦隊との本格的交戦に入った子爵領艦隊は、敵より優速な事を活かし自軍に有利な距離を常に保つことで被害なしで戦い続けていた。


 「ロア様、三神増援艦隊旗艦『礼文』のリラ様から通信が入っております。」

 「分かった。 繋いでくれ。」

 と、同時に正面スクリーンにリラが大写しで現れる。

 「お待たせしました兄上、三神の増援5000隻を連れてきました。」

 「おぉ、愛する弟よ、よく来てくれた。」


 「 ・・・大丈夫ですか?兄上、そんな事を言う人では無かったはずですが・・・」

 「あぁ~ すまん。 ずっと1人だったからな、久しぶりに人と話せてテンションがおかしくなっていたようだ。」

 「ハァ・・・ まぁそういう事なら・・・ で、我が艦隊はどういたしますか?」

 「こちらの戦術リンクに入ってくれ、基本『あまつかぜ』が出す指示に従って行動して欲しい。」

 「了解しました。 ではこれで」正面スクリーンからリラが消える。


 増援艦隊の参戦により、敵艦の撃破が目に見えて増えていった。

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