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054 遺跡基地&遺跡戦艦

【D-51宙域 三神子爵領 遺跡基地】


 ロアは、朝から格納庫の戦艦等を確認していた。


 「コア3222(遺跡基地に取り付けた三神コア)、私の声が認識できるか?」 ロアが声に出すと、何処からともなく 「はいロア様、認識出来ます。」 

 「よし、基地施設のシステムチェックの結果を知らせろ。」

 「はい。 環境維持、製造・整備、指揮・通信、防御・攻撃、各システムに異常は見られません。」

 「よろしい。 これから格納庫内の戦艦をチェックしてもらうが、一隻ずつ起動させろ。 『あまつかぜ』とシステムリンクして、異常行動をする艦がいたら直ぐにコアを撃ち抜ける様に準備しながら実行せよ。」

 「了解。 『あまつかぜ』とリンクし、各艦の起動チェックを行います。」


 少し考えて、ロアが「基地内に有る、作業端末やガード端末のチェックと起動も実施しろ。 こちらも一度に起動せずに、少しずつ様子を見ながら実行すように。」

 「了解。 各端末の起動チェックを実施します。」


 さらにロアが格納庫内の『はたかぜ』に近づくと、「『はたかぜ』、作業ドローンを使って、昨日起動しなかった基地の作業船3隻のチェックを実行しろ。 作業船の構造については、基地のデーターベースに資料が有るはずだ。 コア3222とリンクして検索しろ。 可能ならば修理して作業を開始させろ。」

 「了解。 作業船のチェックを行います。」

 一通りの指示を出し、基地内の見学を始めた。


 前世のゲーム知識として知っている基地と、現実の基地との情報のすり合わせをしながらも、今回遺跡基地で手に入れた艦艇について、今後の使い方を考えていた。

 高性能なのは勿論の事、今まで使っていた艦艇には無い特別な機能が有るのだ。 ゲート程の長距離は無理だが、ゲート無しに単独ワープが可能で色々な戦術や運用が可能となる。

 更に、ゲームではこの基地で発見されるか、追加生産される艦艇にしかワープ能力がなかったが、この世界なら技術解析により、王国艦艇へのワープ装置搭載が可能かも知れず。 更には、高性能な推進装置や兵器類等の王国艦艇への搭載の可能性が有る事から、ロアの思索が止まる事は無かった。



【B-32宙域 救難艦運用研究所訓練宙域 自動化造船所】


 そこでは、間もなく完成予定だった自動化造船所の分解作業が行われていた。


 「は~  もう直ぐ完成だってのに・・・ 」

 「ぼやくなよ、三神の若様が拝領したD-51宙域の子爵領に拠点を移すだけで、計画が中止になったわけじゃないんだから・・・  さっさと分解したユニットを輸送船に積んで出発するぞ」

 それは、三神の関連企業によるD-51宙域への引っ越し作業が始まったのだ。

 自動化整備補給基地は三神の秘密基地としての機能を封印し、このまま訓練宙域に残すが、自動化造船やユニット製造施設をD-51宙域の子爵領に移し、基地を新設してロアの新たな拠点とする予定なのだ。


 ロアは遺跡基地が子爵領中心部に有り、新設基地を子爵領の外周部に設置する事で遺跡基地の存在を関連企業等から隠しつつ、遺跡技術の解析と三神関連企業の技術との融合を考えていた。



【D-51宙域 子爵領から一番近いゲート】


 2日後、ロアは簡易ゲートを使い、一ヶ月の距離に有る最寄りのゲート基地来ていた。(一月前、簡易ゲートの片方を このゲート基地に設置しておいた。) 


 第101戦隊は、チェックが終わっていた遺跡戦艦を10隻程帯同させており、簡易ゲートは三神家の物なのでここまで問題無く来れたが、ここから先は未登録の艦を連れて行くことが出来ないので、三神子爵領艦隊としてデータ登録作業をおこなっていた。


 あまりに辺境でゲート基地は無人に近く、僅かに居た人たちもやる気のない者達ばかりだったので、まだ何も無いはずの子爵領で10隻もの艦が増えたことを疑問に思う者はいなかった。


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