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046 海軍新型改装艦の建造計画

【コスカ海軍基地 合同司令部 海軍長官執務室】


 午前中、海運都市コスカの代官として、行政庁舎で仕事をして来たロアは、昼食後に海軍長官としての仕事をする為、海軍司令部に来ていた。


 ロアは一通りの書類を片付け、幕僚長を呼び出した。

 「お呼びでしょうか、若様。」 

 「ああ、モスボール艦から軽巡と駆逐艦を100隻程宇宙船仕様に改装してB-32宙域の秘密ドックに運んでくれ。 あと、三神の関連企業にコアの拡張パック4型を 今回の軽巡と駆逐艦に装備するよう伝えてくれ。」

 「分かりました・・・  で、理由は教えて頂けるのでしょうな?」

 「そうだな、完成艦を海軍艦艇として登録しなければならないし、教えておくか・・・

 今現在、第102戦隊が敵艦を回収しているが、その数は最終的に3万~4万隻程になる予定だ。 ただ、この数を戦力化するだけのコアを用意するのは難しい。


 そこで、今回の改装艦を制御ブロックにして300隻を合体して一纏めにするつもりだ、拡張パック4型を搭載すれば300隻分の艦艇を制御するなど何の問題も無く出来るだろう。 超大型艦100隻の艦隊を編成する。」


 「 ・・・それはまた・・・  とんでもない事を考えますな、海軍の軍艦を宇宙に上げたことといい、若様の頭の中はいったい如何なっているでしょうな・・・  しかし、最低3万隻もの敵艦をどうやって秘密ドックまで運び込むつもりですかな?」 幕僚長が諦めと共に聞いてくる。


 「それについては、向こうで作業をする。 今回、『作業ドローン』と『作業型オプション艦』と『工作型オプション艦』を運用して分かったことだが、ドックが無くても造船作業が可能なことが分かったからな。 こちらから資材を持て行って、向こうで作業する。

 私が居なかった間に、『工作型オプション艦』が約200隻完成していたからな。 超大型艦1隻あたり『オプション艦』2隻を作業に割り当てられるし、超大型艦完成後は整備補給作業用にそのまま搭載すればいい」


 「 ・・・了解しました。 しかし、モスボール艦をそれだけ使ってしまうと、救難艦用の『護衛型オプション艦』に回す船がなくなってしまいますな・・・」

 ロアは考えながら、「確かにそうだな・・・  そっちは『作業型オプション艦』も含めて新型を作るか・・・  救難艦運用研究所の方には、私から話しておくよ。」

 「分かりました。 では私はこれで・・・」 幕僚長が部屋を出ていく。


 ロアは早速研究所へ行く為、支度を始めた。



【海運都市コスカ 救難艦運用研究所 所長執務室】


 研究所に着いたロアは、早速所長の所へと・・・


 「失礼します。」 ノックをし、執務室に入ってアリスティア王女のもとに。

 「な、何でしょうか。 副所長」 少し赤くなりながら王女が上目遣いに聞いてくる。

 「あ、いや・・・  オプション艦。 そう、護衛型オプション艦についての話が・・・」 ロアの目が泳ぐ・・・


 「「・・・」」


 少しして、気合いを入れなおしたロアが、アリスティア王女をしっかりと見る。 「所長、『護衛型オプション艦』に使っていた海軍の保管船についてなのですが・・・ 在庫が無くったので、新たに新型を造る必要が出てきました。

 研究所で新型『護衛型オプション艦』についての検討会議を行いたいと思いますが、許可を頂けますでしょうか?」

 「分かりました。 許可します。 日程等の調整はお任せしても?」

 「はい、私にお任せ下さい。 細かい所が決まったら、又お知らせします。」


 「そ、それで、アーリス・・・ 今日の夕食、一緒にどうかな・・・」

 「は、はい。 ご、ご一緒させて頂きます。」 

 「「・・・」」


 「そ、それでは私はこれにて・・・  後でお迎えに上がります。」

 「はい、お待ちしております。」


 ロアが所長室から出ていく。

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