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016 海洋戦闘艦を宇宙戦闘艦に改修?

 雪が降るのは収まったけど・・・ 積もった雪が多い&重たくて辛い・・・   でもほおっておくと屋根が潰れそうで心配・・・

 皆さんは大丈夫でしょうかね


 本日の投稿は、此処までになります。 よろしくお願いします。

【コスカ海軍基地 海軍合同司令部 長官執務室】


 ロアは、幕僚長を執務室に呼び出していた。

 「若様、お呼びだそうですが何かありましたかな。」 幕僚長を応接スペースの方に誘い、自分もそちらに移動する。

 「午前中、研究所で王女殿下と話していたのだが、モスボール状態で保管中の旧式駆逐艦を宇宙戦闘用の無人艦に改装して、救難艦のオプション護衛艦にする案が出た。

 正式な決定がなされていないので、旧式駆逐艦改装計画が国の事業になるかどうか決まっていないが、私は旧式艦の改装に他の可能性も見出している。

 問題点などを洗い出したいので、実際に旧式駆逐艦と戦艦を一隻づつ無人戦闘艦に、さらに戦艦一隻を有人戦闘艦に改装することにした。


 無人艦は、救難艦運用研究所との兼ね合いもあり、国の予算がつくはずなので民間の関連企業にまかすが、有人艦は国の予算が付かないので、三神家から少ししか予算を回せない。

 海軍工廠で改装作業をしてくれ、出来るだけ高速艦に仕上げてほしい。 それと、非武装でもかまわないから、その分のスペースを加速力のUPに使ってほしい。 後、索敵能力も極力強化してくれ」

 「分かりました。 有人艦は、無人艦の制御を行うのに使うのですな。」

 「その通りだ。 ところで、海軍の人員削減についての案は上手く纏りそうか?」

 「お待たせして申し訳ないですな、今週一杯は掛かる見込みです。 今の所、艦艇だけでなく、陸上施設も自動化を進め削減可能人数を多くしようとの案が有力ですが、王国海軍の艦艇だけでなく、陸上施設も自動化工事をする事になると、一体どれだけの予算が必要になるか・・・  まだ問題だらけですな。」

 「そうか・・・ 金を何とかできれば、とりあえずは問題解決だな・・・ 陛下に頼むか? ・・・こちらでも何か考えておく。」

 「はい、宜しくお願いします・・・  では、私はこれで・・・」 幕僚長が執務室から出ていく。



【同上司令部 会議室】


 「皆、よく集まってくれた。」 ロアが入室する。


 会議室には、三神家と裏で繋がっている造船関連企業の開発担当の上位者達が集まっていた。

 「ロア様、今回の招集はどの様な御用件でしょうか?」

 「皆には、海洋戦闘艦を宇宙戦闘艦に改修する場合の技術開発や問題点の洗い出し、 戦闘艦の無人運用に必要な制御システムの開発をお願いしたい。

 軍の方でも独自に研究しているがほとんど形だけだ、そちらに頼んだ方が早くすむだろう。 対外的には、海軍と救難艦運用研究所との共同開発とするが、それは、他軍や貴族達からのちょっかいを防ぐためだ。

 実際、先行量産救難艦の建造を任せた民間造船所の数社に、他所の貴族からの買収や合併等の話があった。

 恐らく、先行量産に続いて本格的生産が始まった場合の企業利益を得る目的もあるだろうが、本当の目的は、船舶ドックでの宇宙船建造方法のノウハウだろう。

 ここでさらに、海洋船舶の宇宙船への改造が可能となれば、 ・・・言わずとも分かるだろう?」 ロアが会議の出席者を見渡す。

 「成程、対外的に共同開発とするのは分かりましたが、実際に共同開発するのはダメなのですか?」

 「ダメではないし、もちろん基地内に共同開発部署を造るが、実際問題として人が足りないので形だけの物になるだろう。 それに各業者の作業員が大勢基地内に入ると、うっかり世間話等から、三神家と君たち企業との繋がりを王国海軍の連中に感づかれるかもしれん。


 侯爵領海軍の上層部は、君たちの企業が三神家と繋がっている事を知っているが。 王国海軍には秘密だ。

 それに、まだ王国海軍の連中には無人戦闘艦を造る事も秘密にしたい。 よって実際の共同開発はしない事にした。」


 ロアは、念には念を入れての処置だと言って各企業に協力を求めた。(実際には、海軍の方では有人宇宙戦闘艦への改造を行うので、無人艦への手が回らない為だが、各企業には秘密にされた。) 



【海軍本部基地 正面ゲート付近】


 話し合いも終わり、今日は早く帰れそうだと思っていた所、またしても国王からの呼び出し(王宮からの迎付き)が・・・


 ロアは、足取りも重く送迎車に乗った。

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