第6章登場人物紹介
【名前】エスティア
【二つ名】“万”
【能力】【全属性】
【特徴】
やっとの登場である。名前自体は1章から登場していたのにも関わらず、本編に登場するのが最も遅かった登場人物といえば彼女しかいないだろう。さて、彼女だが勤勉な努力少女である。家庭が貧しく、家族も多いということでロルモッドへの学費が支払えず特待生になるしかないのだ。よって、その狭き門をくぐり抜けるために猛烈な勉強家でもある。また、座学だけではなく、実戦に関しても才能が高く全ての属性に対して高い適性を持つ。故に、二つ目の名前が“万”なのである。ちなみにだが、イグニのファン。
【名前】リタ
【二つ名】なし
【能力】
【特徴】
エスティアの妹。彼女の家の次女である。エスティアにつぐだけの才能を持っており、ロルモッドへの入学も確実とされている。ちなみにだが、イグニのファンである。エスティアよりもガチなのだが、ガチすぎてイグニとあまり会話が出来ない。
【名前】クレーヌ
【二つ名】
【能力】【固有:刻】
【特徴】
かつて存在し、『魔王領』の拡大によって滅びた小さな国のお姫様である。ちょっと馬鹿。しかし、魔術の才能には恵まれた。彼女は魔法を使わずに時間を止めることが出来るのである。ただ、止めることができるのは彼女の魔力量に依存し、わずかに数分(彼女の体感時間で)しか時間を止めることが出来ない。それが魔術と魔法の違いなのかも知れない。
【名前】グレゴリー
【二つ名】
【能力】【闇】
【特徴】
かつて存在し、『魔王領』の拡大によって滅びた小さな国の王族に仕えていた従者の一族の生き残り。もはや覚えていないほど小さなころに国が滅び、まだ幼かったクレーヌを連れて、生き残らせるということを使命に『魔王領』と人間領の空白地帯で生き延びた。
“咎人”たちともそれなりに上手くやっていたようで、色々と支援を取り付けていたようでもある。だが、『魔王領』の拡充によって自らの住んでいる土地を奪われたことによって一念発起。王国に攻め入って、禁術を奪い『魔王』を倒そうとした。
【名前】ミル
【二つ名】“綻び“
【能力】【闇】『綻びの奇跡』
【特徴】
天才少女であり、ロルモッドの受験を受けずに入学が決まっていたロルモッドの生徒会長である。そして、奇跡の担い手である。彼女の得意とするのは“妨害魔術”。つまり、一度発動した魔術をなかったことにしたり、あるいは威力を大きく削ぐための魔術を得意としている。だが、彼女は吸血鬼との戦闘であるパラダイムシフトを起こした。
すなわち、何故魔術を綻ばせる魔術を魔術にしか使わなかったのか、ということである。戦闘時、綻ばせるのが人であれば魔物でも良いのではないか。その思考の転換は、彼女を魔法の極点へと運んだ。
【名前】ルクス
【二つ名】“極光“
【能力】【光:SSS】
【特徴】
極点、という魔術師たちがいる。人でありながら、神の領域に手を伸ばした魔法使いたちである。大国が保有し、兵器として運用される彼らだが……しかし、多くの人間は噂する。『誰が一番強いのか』と。
人の究極地点へと足を運んだ者たちの強さ比べをする時に、決して外せない老人がいる。それが、タルコイズ家初の極点にして、女遊びが激しすぎて貴族を追放されたルクス本人である。
E = mc^2の公式に従って、質量を純粋な熱エネルギーへと変換する魔術(1=1なので魔術)や、光速移動などを可能にする。また、光は粒子であり波であるという性質を利用して、自らを粒子化することで物理攻撃の全てを無効化する。
そして、究極は彼が持つ魔法にある。『観測者の奇跡』と呼ばれるそれは、観測されるまで未来が確定しないという量子(光子)の性質を利用することで、自らにとって都合の良い未来だけを選択し続けるという魔法である。
なんだかんだ言ってじいちゃんは強いのだ。
次回は魔法についての解説になります。




