表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

現実恋愛''特殊能力者''

ほぼ存在しない俺を、学園の姫だけは見つける

作者:さーど
 主人公の江波戸蓮(えばとれん)は、''ほぼ存在しない''高校一年生。
 影は絶望的に薄く、担任にさえ名前は覚えられていない……だから、''ほぼ存在しない''。

 そんな蓮が、台風の影響で強風と大雨に襲われながら下校していた時の話だ。
 その道中、蓮はこの土砂降りの雨の中で傘もささず佇んでいる身長がそこそこある女性を見かけた。

 その女性の名は白河小夜(しらかわさよ)。
 蓮の通う学校では[学園の姫]と呼ばれ、文武両道、容姿端麗、品行方正が揃ったハーフの少女だ。

 実はマンションで小夜と部屋が隣な蓮だが、影が薄いのもあり小夜には興味がなかった。
 しかし、さすがにこのまま無視して下校するのは目覚めが悪い。

 そう思った蓮は、幸い雨具を来ていたため持っていた傘を小夜の手に押し付け走った。

 ……まあどうせほぼ存在しない自分は気づかれちゃいないだろうし、今後姫と関わることも無いだろう。
 その時、蓮はそう思っていたのだが……


「昨日貸していた傘を、返しにお伺いしたのですけど……」

 次の日、散歩から帰った蓮の部屋の前で、昨日蓮が押し付けた傘を持った小夜が立っていた。

 ──なんと、小夜は何故か''ほぼ存在しない''蓮のことが普通に認識できる人物だったのだ。
 つまり昨日蓮が傘を押し付けていたのをしっかりと覚えており、今蓮の目の前にたっている。

 それに驚く蓮、その蓮の顔色を見る小夜。

 蓮の顔色を見て、小夜は蓮が風邪をひいているのだと認識し、返しに看病すると言ってきた。
 そう、蓮は昨日雨に濡れたにも関わらずろくに体を温めなかったため無自覚にも風邪をひいていた。

 そして風邪をひいていると自覚した蓮は、小夜の看病するという提案を拒んだ。
 とある事情の上、蓮は今の日常を壊したくはなかったのだ。

 しかし、小夜は諦めずに理屈を並べ強引に蓮を説得を試みた。
 あまりのしつこさに頬を引き攣らせる蓮だが、次の交流はどうせないと思いたって小夜の好きにさせることにした。

 今後、予想外に小夜との交流が増えていくのも知らずに……

 これは、''影が絶望的に薄い蓮''と''その蓮を唯一見つけることができる小夜''が少しずつ近づく、恋の物語である。

※総合10000P突破!!
第一章その1 これが、姫様との始まりだ
EP1.姫は土砂降りの雨に佇む
2020/10/15 12:00
EP2.姫が家に訪問してくる
2020/10/15 12:33
EP3.姫は借りを返したい
2020/10/15 13:19
EP4.姫は虐められる
2020/10/15 14:22
EP5.姫は席も隣
2020/10/15 16:13
EP6.姫の怖いもの
2020/10/15 20:57
EP7.姫とお掃除
2020/10/15 23:17
EP8.姫とスーパーで
2020/10/16 08:48
EP9.姫はベランダに出る
2020/10/16 14:18
EP10.姫は受けて立つ
2020/10/16 16:54
EP11.姫と乾杯する
2020/10/16 18:52
EP12.姫からの贈り物
2020/10/17 13:05
EP13.姫は髪を切る
2020/10/17 16:30
EP14.姫と友達になった
2020/10/18 12:00
第一章その2 姫様と友達になったのだが
EP15.姫は誘いを断る
2020/10/19 12:00
EP16.姫は何やら上機嫌
2020/10/19 21:00
EP17.姫とクリスマスイブ
2020/10/19 22:00
EP18.姫と待ち合わせ
2020/10/20 12:00
EP19.姫は電車の中で
2020/10/20 21:00
EP20.姫と熱く語り合う
2020/10/21 12:00
EP21.姫と水族館を巡る
2020/10/21 21:00
EP22.姫の興味の差が凄い
2020/10/22 09:00
EP23.姫に迫るチャラい影
2020/10/22 12:00
EP24.姫は腰が抜かす
2020/10/22 15:00
EP25.姫と観覧車に乗る
2020/10/22 19:00
EP26.姫と帰宅する
2020/10/22 23:32
第一章その3 年が越しても、また姫様
EP27.姫と姉が遭遇する
2020/10/23 12:00
EP28.姫と姉の会話
2020/10/23 22:41
EP29.おまけ その後の姉弟
2020/10/23 23:12
EP30.姫へお誘い
2020/10/24 19:58
EP31.姫と姉付き初詣
2020/10/25 03:05
EP32.姫の意外な弱点
2020/10/25 18:00
EP33.姫は感想を言いたい
2020/10/26 22:19
EP34.姫の元に現れる魔王様
2020/10/27 21:41
EP35.姫と魔王の関係
2020/10/27 22:59
EP36.姫の言葉と友達
2020/10/28 21:51
EP37.姫とのバレンタイン
2020/10/29 20:33
EP38.姫は朝早く目覚める
2020/10/30 18:59
EP39.姫と早朝の学校
2020/10/31 21:13
EP40.姫が凄く接触してくる
2020/11/01 13:36
EP41.姫と友達
2020/11/02 18:43
第一章その4 なぜか姫様との接触が増えた
EP42.姫とのひな祭り
2020/11/03 17:47
EP44.姫へお返し
2020/11/05 00:01
EP45.姫が聞く過去の話ver.1
2020/11/05 17:36
EP46.姫と姉妹が仲良くなる
2020/11/05 20:50
EP48.姫と花見前のお昼
2020/11/07 12:00
EP49.姫とお花見
2020/11/07 15:00
EP50.姫やみんなのお料理教室
2020/11/07 20:26
EP51.姫やみんなと読書会
2020/11/08 08:56
EP52.姫の母親
2020/11/08 19:45
EP53.姫への贈り物
2020/11/09 07:40
EP54.姫が聞く過去の話ver.2
2020/11/09 17:54
EP55.姫と新学期に向けて
2020/11/09 21:43
第二章 姫様との新学期
EP56.新学期も姫と一緒に
2020/11/10 21:05
EP57.下校は姫と二人で
2020/11/11 19:09
EP59.明日から姫と一緒に…?
2020/11/12 20:45
EP61.休日に姫様とお約束
2020/11/13 21:22
EP62.休日は姫と初?デートを
2020/11/13 22:41
EP63.デートで姫と服屋に
2020/11/14 20:09
EP64.カフェで姫とランチを
2020/11/14 21:58
EP65.映画を姫と観よう
2020/11/15 22:48
EP66.感想を姫と語ろう
2020/11/16 00:02
EP68.幸せな姫との日常
2020/11/16 23:27
EP70.四聖人と姫の憂鬱
2020/11/17 21:30
EP71.魔女に訊かれて姫が……
2020/11/18 19:06
EP72.風邪で姫が甘々に
2020/11/18 21:22
EP73.風邪な姫を看病する
2020/11/18 23:23
EP74.慌ただしい姫との朝
2020/11/19 18:03
EP76.電車の中で姫を守る
2020/11/19 23:08
EP77.遊園地で姫とデート開始
2020/11/20 21:18
EP79.絶叫系を姫と攻略
2020/11/21 22:05
EP83.妹と姫の両親と
2020/11/23 22:04
EP84.恐ろしい姫の父親
2020/11/24 21:27
EP85.料理対決と姫の父親
2020/11/25 22:57
EP87.兄妹と姫と兄弟と
2020/11/27 21:47
EP88.同士と姫が揉みたいもの
2020/11/28 21:37
EP89.ずっと姫は揉んでいたい
2020/11/29 22:31
EP90.揉まれるし姫のも…
2020/11/30 21:20
EP91.二人きりで姫との勉強会
2020/12/01 20:49
EP93.文化祭は姫の案を
2020/12/03 21:40
EP94.やっぱり姫は大人気
2020/12/04 21:53
EP95.誘いの後の姫との距離
2020/12/05 22:54
EP96.おかしい姫の反応
2020/12/07 00:00
EP97.開始直前姫との文化祭
2020/12/08 00:00
EP99.文化祭を姫と回る
2020/12/10 00:00
EP100.後夜祭で姫に伝えたい
2020/12/11 00:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ