62/64
野球小僧-62
・・・来た!
亮は、マウンドから投げ降ろされたボールをじっと見つめて振り抜いた。
ボールは、
自分に向かって真っ直ぐに向かってきたボールは、
亮の手に、重い衝撃を与え、
金属バットの甲高い音を残して、翔んでいった。
亮は、一瞬、バランスを崩したが、左足に力を入れ、
しっかりと土を踏みしめて、走り出した、
打球の行方も見ずに。
『打ったぁ!インコース!亮君が打ったぁ!ヒット!内野、ショートの頭を越えて外野へ抜けていくぅ!レフトセンター追いかける、ボールは、あんまり勢いがない分、取りに行かなきゃいけない!ランナー、1人、今、ホームイン!同点ッだ!もう、1人帰れるか!林君、3塁を回った!ボールは、五十嵐君が投げた、けどぉ、ホームイン!逆転!亮君、最終回、逆転タイムリィーッ!サヨナラ2点タイムリィー!やったぁ!』




