野球小僧-50
『どうやら交代のようですね』
『大事にいたらなければいいんですけど』
『さて、誰が投げるんでしょう。野球部には、三沢君とイチロー君が一応レギュラーのピッチャーですけど』
『三沢君はいまようやくキャッチボールを始めましたから、まだ無理でしょう』
『そうすると、イチロー君ですね』
『試合に出てますから、アップはできてると思いますし、たぶんそうでしょう』
『そうすると、愛球会にもチャンスが回ってきますね』
『イチロー君に失礼じゃないの?』
『失礼いたしました。あ、やっぱり、イチロー君がマウンドに上がりました。外野には南野君3年生が入りました』
「さぁ、チャンスだ!打ってやれ!」高松
「これで、俺にもチャンスが回ってきた」山本
「あんまり、喜ぶなよ。相手はケガしたんだから」小林
「ほーい」山本
『打席に池田君が入りました。ピッチャーイチロー君、ふりかぶって投げた、ボール!高めに浮いてしまいました。まだ、アップができてないようです』
『いまがチャンスですね。イチロー君はコントロールが悪いので、ボールを選んでいくと自滅するかもしれません』
『第2球、投げた、ボール。本当ですね。ボールは速いようですけど、コントロールがいまひとつというところですね』
『かなりトレーニングはしたようですけど、まだ調子が出ていませんね』
『第3球、ボール!ノースリー、このまま自滅してしまうのでしょうか』
『三沢君が急ピッチで仕上げていますから、それまでのつなぎでしょう。つなげれるかどうか、ちょっと不安ですね、これを見ているかぎり』
『第4球、ボール!高めへボール!フォアボールで出してしまいました。次はキャプテンの高松君です』
「おい、イチロー、力むな」東
「いいよいいよ、キャプテン来なくても。だぁいじょうぶ。心配しなくても。ウォーミングアップ終わり。これからこれから」イチロー
「本当に大丈夫だろうな」東




