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野球小僧-48
『続くバッターは東君。サンディ、投げた、ストライク!あっ、ボールを2塁へ、セーフ!ランナー走りました。ちょっと見ていませんで、気づきませんでした』
『五十嵐君が走るとは思っていなかったんでしょうが、やはりサンディを崩すにはこれが一番いいと思いますよ』
『まだ、ワンアウトですから、2塁ランナーというのはこわいですね』
『えぇ、得点圏にランナーを背負うのはなかなか辛いですよ』
『サンディ、東君に、2球目を投げた、打った、ボールは弾んでサンディの頭を越えた!ショート回り込んで捕って、サードには投げられない、1塁は、アウト!』
『また、3塁にランナーを進めました。やっぱり、野球部には余裕があります』
『バッターは崎森君。この人も素敵なんですよね』
『…あのね』
『あたくし、美形に弱いもので、つい。サンディ、今度はワインドアップから、投げた、ストライク!やっぱり自信を持って投げてきます。第2球、ゆっくりとしたフォームから、カーブ!ストライク!崎森君、唖然としています』
『あのカーブはちょっと打てないでしょう』
『ランナーがいると投げられないかと思いましたが、思い切って投げ込んできました。第3球、投げた!ストライク!遊び球なし、3球勝負で決めました。しかし、得点は2対2。同点になりました』




