11/64
野球小僧-11
坂の下に差しかかると上から声が掛かった。
「おはよう!」
「おはよう!」
亮たちも元気良く返事した。坂を駆け上がって上がって合流した。
「ごめんね、遅くなって」
「まだ時間はあるから。それにあと山本と、新田が来てないから」高松
「新田?って新聞部の?」室
「そう」高松
「取材?」室
「そう」高松
「まめじゃな、あそこは。でもさすがに中川君は来ないんだね」室
「中川は別に用があるらしいよ」高松
「待ってる?来るまで」池田
「もう、行こうか。準備もしたいし」高松
ぞろぞろと壁沿いに正門に回り、そこから入った。守衛さんの支持通りグラウンドに行くと、一人の女の子が寄って来て、高松に話をした。高松は言われるままに、サンディを更衣室に行くように促し、男連中はグラウンドの隅で着替え始めた。
「何かドキドキしない?」中沢
「なんで?」木村
「女の子たちに見られてるみたいで」中沢
「いいじゃないの、気にしない気にしない」木村
「俺なら見せてやるよ」池田
「おまえは裸で試合やれ」高松
うだうだと喋りながら着替えていると、山本と新田が到着した。
「遅いぞ!」高松
「ワリィワリィ。すぐ着替えるから」山本




