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雨のち晴れときどき......  作者: ふぉりん
雨のち晴れときどき幼なじみ
5/16

いよいよバンドらしい活動が始まっていきます!

(※私はバンドに関わったことがないので全て想像です。もしかしたらこんなこと起こり得ないという意見が出るかもしれないですが、あくまでもフィクションとしてお読みくださいm(_ _)m)

とある日の練習中、音波が言い出した。

「そう言えば、発表とかってどうなっているか聞いてますか?曲を考えないといけないですよね?」


すると、希望が満面の笑みで答える。

「それなら聞いたよ!秋にオリジナル曲の発表会があるんだってさ。」


希望以外の3人が青ざめる。


「希望ちゃん、オリジナル曲の意味分かってますか?自分達で曲を作るのは大変なんですよ。」

「えぇ!曲って適当に音を並べたら出来るんじゃないの?」


やっぱり分かっていないようだ。本当に何のために入ったのか...。




「絶対こっちの方がいいっ!」

「いや、こっちの方がいいだろ!」


何の話かというと、曲のテーマである。


「そんなうるさいだけのロックより恋愛ソングの方が絶対いい!バントと言ったら恋愛ソングだよ!」

「そんなお子さまな曲やってられるか!バントと言ったらロックだ!」


希望は恋愛ソングでやりたくて日向はロックでやりたいらしい。


「2人ともやめてくださいっ!」

にらみあっている2人を音波が止めようとする。しかし、おしとやかな音波には、荷が重いようだ。かといって、僕に止められるはずもない。


どうしようかと思っていると、音波が言った。


「そうだ!2組に分かれて両方作れば良くないですか?出来上がってからどちらか決めればいいですよ。」


絶対決まらないだろ、と言おうとすると、僕よりも早く希望が口を開いた。


「そうしよう!じゃあ、私は広心と作るから、日向は音波と作って。早く作ってぎゃふんと言わせてやるんだから!広心、あっちでやろう。」


そう言って、僕の腕を問答無用で引く。助けを求めて音波を見ると、一瞬目が合った。が、ふっと目を反らして、「日向、私達も始めましょう。」と相手にしてくれない。僕には本当に拒否権がないのか。そう考えながら希望と向かい合う。



「えぇと、曲作りって何から始めるの?」


開口一番絶望的なセリフ発する希望。なんとなく分かってはいたが少しは自分で調べると言う発想を持って欲しい。


「とりあえず、イメージを膨らませるために単語を書き出すか...。恋愛と言われて浮かぶ言葉をこれに書いていって。」


ルーズリーフを渡すと、希望が勢い良く書いていく。



[恋 片思い 幼なじみ 涙 切ない ...]


意外と乙女なことを書くものだ...


しばらくしてネタが尽きたらしく、たくさん単語の書かれたルーズリーフを僕に差し出してきた。それを元にリズムをつけていく。

読んで下さりありがとうございます!まだまだストーリーは続きます!

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