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こんにちは初めての人間 ③
こちらをみていたのは小さな男の子だった
年のころは五歳ぐらいだろうか?
見詰め合う トトロと子供
先に言葉を発したのは子供だった
「うわあ」
キラキラとした目でこちらを見ている。
私はあわてて 井戸の影に隠れた
すると 子供もこちらにたったとかけよってきて、私をみた。
「精霊さんだあ」
「トー?」(精霊?)
なんだそれ 私は小トトロだ。
トトロって精霊なのだろうか?それとも妖怪だったっけ?
「真っ白だなあ 小さいなあ」
興味津々に顔を覗き込んでくる子供
よく見たらまだパジャマだ。
ピータパンにでてくる 末っ子みたいな格好をしている。
病弱なのだろうか?ベットから抜け出してきたんだろうか?
そんなことをつらつら考えていると子供はいきなり私をムンズと掴み 持ち上げた
「トッ!?」
パタパタと短い足を動かすが無駄な抵抗だった
私はそのまま 子供に運ばれた。
着いた場所は子供部屋だった。
オモチャがたくさん床に置いてある。
子供は私をベットの上に置いた。
「やわらかい」
子供は私をギュッと抱きしめた。一体なにがしたいんだろう?
スー
「トトッ」(寝た?)
小さな寝息だった。
子供は私を抱きしめて寝てしまった。
私はそっと子供の腕から抜け出して、子供部屋から廊下にでた。




