冬が来た ①
もうすぐ 冬だ。
首を伸ばして 空を見上げるとパラパラと白いものが降ってきた
「ロー」(雪だ)
森 一面が真っ白になって人間たちも冬支度に入っている。
「トー」(そういえば あの子はどうなっただろう)
あの時は引き込まれつい逃げてしまったけれど、あの男の子は元気にしてるだろうか?
グオー
キーキー
シャー
「ロ」(ああ みんなが呼んでいる)
我に返って私は皆の元に駆け寄った。
今年もクリスマスツリーがいい出来栄えだ。
特にあの キラキラと光る星型の実がいい
実にイイ 本物みたいで食べてもおいしくていい。
そして、今年のクリスマスこそ ある作戦がある。
それは、クリスマスケーキ 今年こそつくろうぞ 作戦である。
私の住処より 少しいった先に私が生まれてから数年コツコツと手塩に
かけた畑が五つ 其のうちの一つは金色の畑。すなわち 小麦ばたけだ。
小麦は今年の春に刈り入たから、この麦ひいて粉にすれば小麦粉のできあがりだ。
卵は鳥さんから貰えばいいし、 バターは脱走牛さんから貰った乳をかき混ぜれいい。そうなると問題はお砂糖 お砂糖が欲しい!
これはどうやって手にいれればいいのかしら?
どうやって作ったらよかったっけ?
前世の知識にも見当たらない。
わたしはいまだにない腕を組むつもりでトートー悩んだ。
「ミュー」 くいくいというウサギさんが私の毛皮を引っ張った
「トー」
「ミュー (なに悩んでるの?)
「トー トー トー (甘いものをつくるために 甘いものは無いかなって
悩んでるの)
「ミュー (この間 甘い草ををみつけたよ 代わりにならないかな)
「トー (甘いくさ 絞ったら甘い汁が作れるかな)
「ミュー(やってみよう!)
うさぎさんが案内してくれた場所には まるで木の根っこみたいな太さの白い草がたくさん生えていた。
ウサギさんが何本が、抜いてきてくれたのでそれを私は木の実の殻をボール
代わりにして、大きな枝ですりつぶす すると 草の汁がたくさん出てきた
草の汁を舐めてみると とても甘かった
「トー (大成功だよ)」
「ミュー(やったね!)」
「ミュー(これで何をするの)?」
「トー(お菓子を作るんだよー)」
「ミュー(お菓子! 甘いの!)
「トートー ロー(たくさん作るよ)」
私は胸をムンと張って お菓子作りに思いをはせた。
すると 私とウサギさんの体が輝きだした。
おや!小トトロの様子が・・・




