第3話〜オペ開始
書かせていただきます。いよいよオペ本番になります。何も知らぬ ただの男 田中とそれに指示を出す 神宮寺。一体どんなドタバタ劇が展開していくのでしょうか?楽しみに
じいい、じりじり、じ、じりじ、ががが
電気シェーバーが、モーター音と剃毛音を小さく響かせていた。
「痛えなあ。こりゃ痛いわ。何しろ長い毛たまからなあ」
田中が弱音を吐いた。
「そのくらい、少しは我慢しろ。だが、出血だけはさせるなよ。何に感染しているかわからない」
「いいか田中、落ち着いて僕の指示通りにやれ。まずは**術野**の確保だ。滅菌ドレープを汚さないよう注意しろ」
患者のベッドに横たわる「田中(中身は医師)」が、鋭い声で指示を飛ばした。医師の白衣を着た「先生(中身は患者の田中)」は、震える手で電気シェーバーを握り直した。
「そ、そんなこと言ったって、俺はただの素人だぞ! 急に**主刀医**の代わりなんてできるわけないだろ!」
「声が大きい! 外の外回り看護師に気づかれたら終わりだ。僕の腹膜炎は一刻を争う。早く局所麻酔(局麻)の準備をしろ。シリンジにあるリドカインを、僕が指示する部位に皮下注射するんだ。……おい、針を刺す前に**吸引**して血管に入っていないか必ず確かめろよ!」
ご一読いただきまして誠にありがとうございました。もっと ストーリーを展開させたいと思います よろしくお願い申し上げます。




