デリヘル呼んだらブスが来た
あー海物語勝てねえ。
せっかく勝てると思ったのに。悔しい。
僕は完全にその画面越しの美女に心を奪われてしまった。
ショートボブが似合う彼女の鼻筋は通っており雪のように白い肌で、美女という言葉がまさに似合う容姿であった。
僕は彼女と話したいし、できれば抱きたいし、接吻をしたいとも考えた。
そんな淡い夢を見た僕は、デリバリーヘルスで働く彼女を呼ぶことにした。
僕はただ楽しみだった。
ピンポーンとドアチャイムの音が鳴った。
男性が来た。
僕は部屋のドアの前に立つ男性に14000円を払うと、男性は「ありがとうございます」と去っていった。
僕は楽しみだった。
ピンポーンとまたドアチャイムが鳴る。
眼前に現れたのは、人間ではなかった。
恐ろしく醜い化け物は、マスクをつけていた。まるでオークを彷彿とさせる。
膨よかな肉体は服越しでもわかった。
腕は写真の3〜4倍は太く、これを人間として定義すべきかは、わからない。
目元は細い。細いことが悪いんじゃない。
だが、違う。明らかに違う。
僕は硬直した。
笑った。
僕はただ笑った。
そして、無言でタバコを吸った。
40分間ほど、僕は微動だにしなかった。
無の時間
無
そして、彼女に「じゃあ僕はそろそろ」というと彼女は去った。
彼女が帰り去った後、僕は泣いていた。
ただ僕は純粋に"何かが"変わると信じていたからこそ、彼女を呼んだのに。
そして、そのあと悔しさから思い切り走った。
完
あー大工の源さん、スーパーリーチ行ったのにな残念だったわ。クソが




