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ふるたか型護衛艦

作者: 亜細亜

ふるたか型護衛艦

性能諸元

排水量基準:5,100トン

満載:6,900トン

全長159m

全幅17.5m

深さ11.0m

吃水5.3m

機関

COGAG方式

ガスタービンエンジン 4基

可変ピッチ・プロペラ2軸

速力最大30ノット

乗員165名

兵装

62口径76ミリ単装速射砲1基

高性能20mm機関砲(CIWS Mk.15 mod.12)2基

Mk.48 mod.0→4(16セル; シースパロー/ ESSM短SAM用)1基

Mk.41 mod.9 VLS(16セル; VLA SUM用)1基

SSM 4連装発射筒4基

Mk.143トマホーク用四連装甲発射機2基

324mm3連装短魚雷発射管2基

艦載機

SH-60J/K哨戒ヘリコプター1機

同型艦

DD-160 ふるたか

DD-161 きぬがさ

DD-162 あおば


・来歴

従来の海上自衛隊にはソ連の艦艇と比べて対水上戦闘能力の低い艦が多く、これを解決するため強大な対艦火力を有する護衛艦が必要となり、建造されたのが本型である。


・船体

船体は搭載する武装とコストを考慮した結果、従来のはるな型をベースとして採用され、船体上部構造物はたちかぜ型のものを改良した設計が多数流用されている。更に本型は世界的な趨勢になっていたシステム艦化や対潜戦のパッシブ戦化、対艦ミサイル防御能力の導入などの新機軸を盛り込み、後に建造されるしらね型を始めとした護衛艦のテストベットの役割も果たした。


・兵装

対空兵器は、個艦防空ミサイル(短SAM)の垂直発射機(VLS)として16セルのMk.48が艦の中央部の煙突間に配置されている。搭載するミサイル数は第1世代DDと同数であるが、従来は8発撃つとミサイルをランチャーに装填する必要があったのに対して、VLSではその必要がなくなり、即応弾数は倍になった。ミサイルとしては、当初は従来型シースパローをもとにVLSに対応させたRIM-7M(PIP)が搭載されていたが、後年発展型シースパロー(ESSM)の運用能力が付与された。VLSをMk.48 mod.4 VLSに換装した。Mk.48 mod.4 VLSに装填されるキャニスタはMk.20 キャニスタであり、ESSM搭載数は1セルあたり1発のままである。


砲熕兵器もたちかぜ型のものを基本的に踏襲されており、主砲としては76ミリ単装速射砲(コンパット砲)を艦首甲板に1基装備した。また近接防空用については、高性能20mm機関砲(CIWS Mk.15 mod.12; ファランクス ブロック1)2基を搭載している。


本型の目玉である対艦ミサイルは、SSM4連装発射機を従来の倍の4基計16発装備しており、自衛隊では初めて採用する巡航ミサイル「トマホーク」を発射するMk.143トマホーク用四連装甲発射機を2基搭載している。


・評価

従来の護衛艦とは一線を画す火力により、仮想敵であるソ連の艦艇を駆逐する事を期待されていた。しかし、冷戦終結後から想定されるようになった隣国による離島侵攻に対する防衛の必要性と次級の建造計画が未定である事から、海上自衛隊では長期運用を強いられる護衛艦の筆頭である。

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