49 オーク討伐
ブックマーク登録ありがとうございます
オークは近くの森に生息しているそうだ。森までは1時間といったところだった。
「千波矢、気を付けろよ。オークは知能が高い。武器も使うし、仲間で連携も取る。上位種は魔法も唱える。」
「上位種?」
「オークキングやオークジェネラル、オークソルジャーとかだな。魔法を唱えるやつだとオークマジシャンとかもいるぞ。」
「強いのか。」
「そうだな。オークソルジャー一体なら倒したことがある。他はちょっときついな。」
「ギルさん、すごいです。私はたぶん無理です。」
アンでも倒せないのか。
「心配するな。この辺でオークの上位種が発生することはまずない。」
ギル、そういうのをフラグを立てるっていうんだぞ。
森に入って30分後、俺たちはオークを見つけた。いや、オークたちに見つかった。
「すみません。自分のミスです。」
ギルが誤ってくるが、それは後にしてくれ。今はいかにこいつらを倒すかだ。
俺たちの目の前にはオークが5体いる。
「なあ、D。オークって足が早いのか?」
「・・・一般的な人より少し遅いです。」
相手の武器は剣や槍か。弓などはないな。よし、逃げるか。
「ギル。アン。一旦逃げよう。」
「そうですね。」
「そうだな。」
三人の意見は一致した。俺たちは一目散に後ろを向いて逃げ出した。恥だって。そんなんものは命に比べたらたいしたものではない。
しばらくすると、3匹は撒くことができた。2匹しつこいのが追ってきている。これはチャンスだ。
「ギル。アン。そろそろやるか。」
俺の言葉の意味に気づいたようだ。ギルが反転すると1匹と戦いだす。そして俺はもう一匹と対峙した。そう、今回の目的はオークとのタイマンで勝つことだ。
俺の相手は剣と盾を持っている。俺は棍棒を握りしめている。狙いは攻撃直後の頭部だ。たぶん相手は格上だ。アンが後ろにいてくれるのでちょっとは安心だが、油断できる相手ではない。
俺は真直ぐ突っ込み棍棒を振るう。もちろん、盾で受けられる。力が強ければ、盾を砕くのだろうか、俺には無理だ。オークが剣を俺に叩きつけてくる。俺はそれを躱すと棍棒を振るう。狙いはもちろん頭だ。剣を振り下ろし頭が下がっている。会心の一撃がオークの頭に直撃する。オークをノックアウトできた。俺はカバンから斧を取り出すと。首を切り落とした。
「まあまあだな。できれば、頭への一撃で決めたかったな。」
いつの間にか戦闘の終わっていた。ギルが俺の戦いにダメ出しをする。今回は倒すことが目的だったからいいんだよ。
、




