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Chapter-12.5

 さて今回は……

 割りとオトナな話をするぞ。

 メタい話をすると、『小説家になろう』では話毎にレーティングが設定できないので、シリーズを別の作品群として飛ばしたくないから前話から続けるけど、これでザックリ行かれるような気もする内容だぞー


 実は今回の王都行き、現状の各部族のリーダーの他に、キャメリアが同行していた。

 彼女はある買い物があったからだ。

 それは、酒麹。

 どうやら、「デミ・ドワーフのジャガイモ酒」の仕込みには、日本酒同様発酵させて安定した品質の酒麹を使うらしい。日本と違うのは、酒造所1件1件が独自に造るわけではなく、大手の酒造所がまとめて作ったものを、購入して使うらしい。

 酒麹の原料は米か麦。ん? するとこの世界、米がある?

 で、流石にそういうシステムだと言っても、この王都アルリカルトにも酒造組合とゆーものがあるわけで、よそ者、それもソプラント出身のキャメリアが、俺達が王城に行ってる間に大店に買い付けに行ったのだが、にべもなく追い返されてしまった。

 酒麹の管理は厳格だからな、当然だ。

 そこでしょぼくれてたキャメリアと合流して、俺がその大店に行き、正式に発行された男爵章を見せて購入を頼んだところ、一も二もなくOKってな話。それどころか酒造所長がキャメリアの顔を覚えてて、その場で即土下座。

 王家の威光ってのはやっぱりすげぇ。同時に、貴族から一般国民に至るまで、マデレーヌ陛下への信頼度、信望度は半端ないってのがよくわかった。

 ついでにワイン用のブドウとパン用の麦の作付けもしたくなったので、麦は種を買い、とりあえずは試験栽培ということで、レア達に託す。ブドウは品種的にまずは森の中で捜索することにした。


 で、今回の話はここからが本題。

 とりあえず晩酌程度の酒が欲しくなって、安めだが素性のしっかりしているワインを何本か買っていった。

 実はマデレーヌ陛下は俺達がノルアルトの現金を持っていないことも考慮してあり、当座の金子を都合してくれることになっていた。ただしもちろん、想定税収を超えない範囲で、だが。

 しかも国庫銀行の小切手払いと来たもんだ、向こうの世界じゃ電子小切手すら使ったことのない俺ですよ? ちょーっと得意げになった。

 で、そのちょーっと得意げな状態で、レアと晩酌をして、


 その夜、いい感じになりました。


 いつぞやはレアのことをダークーエルフにしては貧J……慎ましやかとか言って申し訳なかった。

 レアの体型、そういう意味で威力ありすぎ。むしろCカップだからいじるにもいじられるにも最適サイズ。腰はきゅっとくびれてお尻は大きめだけれど大きすぎず。身長が少し低い事と胸の絶対的なサイズだけ以外は、ダークエルフの典型的体型って言っちゃって過言じゃないんだよな。

 レアの性格もあって、オーソドックスだけどそれがいい、正統派な感じでガッツリ楽しみました。


 で、そのことを知った他の連中がずるい、えこひいきだ、と始まったもんだからさあ大変。

 流石に希望者全員を相手していたら、俺が腎虚確実なので、各種族リーダー格が“挑戦”することになったのだ。


 まずはボウモア。

 翼人族、つまり空中飛行を前提にした種族だけあって、“腕力はそこそこあって”“身体の耐久力(?)もそこそこあるけど”、軽い。

 だからいろんな体勢で楽しんだんだけど……

 いかんせん、所謂()()()

 ボウモア個人の性格なのか、翼人族全体の問題なのかわからないが、とにかく積極性がなくって、途中で酒を追加させてみたけどイマイチ効果なし。

 しかも、ボウモアの体型が……いや、スレンダーで魅力的ではあるんだが、レアの直後だったってのがよくなかった。レアと近すぎて逆に、行為としてのメリハリを感じられなかったわけだ。

 ちなみにおっぱいだけはレアよりボウモアの方が、少しだが確実にでかいと言っておなく。

 なんとなくスッキリしたと言うより疲れてしまった。

 いやね、楽しんだことは楽しんだんだけどね?


 ペロネールズ。

 獣人族の手足は人間と変わらない、と以前に説明したけど、それは構造上の話で、実際の手指を比べると、やっぱり、多少どころではなくゴツイ。

 ……ゴツイのだが、その割に器用なのがペロネールズ。むしろゴツイ手でソフトにムスコ・スティックを操られて、見た目のギャップ効果も加わって有頂天ですよ。

 その調子でペロネールズに甘えて、女性リードの本番までしてもらってしまった。

 ……良かった……一言で言おう、良かった……。

 しかも、自分の容姿のメリットデメリットを意識してるらしく、口癖になってる語尾をわざと使ってまで、可愛く甘えてくる様子を見せる。

 とてもたまらなかったです、はい。


 ペンデリン。

 なんか、他言は無用って感じ。

 久々にベッドの中で、ペンデリンに萌えて燃えました。

 …………

 だってしょうがないだろう、ペンデリンは()()()()()()()()()()なんだから!

 そうですよ、前の世界じゃ素人童貞どころかまるっきりのチェリーでしたよ。

 むしろ神様、いろいろしでかしてくれたアンタだけど、ペンデリンと出会わせてくれたことで全部チャラにしていいぐらい感謝してるぜ!

 だからか、ペンデリンにはどうしても感情移入してしまうんだよなぁ。

 ペンデリン個人はともかくして、この先領主としてデミ・ドワーフにばかり肩入れすることになるのは、まずいと思うんだけれども。


 で、現在のシモス男爵第1夫人争奪レース。

 相変わらずペンデリンがトップを走っている状況は変わらないが、ペロネールズがそれを猛追、レアもいつでも刺せる位置に来た、って感じだ。

 ボウモアは……残念ながら、この面ではリタイア寸前と言ったところ。

 翼人族がよくやってくれていることは、それとは別に評価してるつもりなんだけどね。

 今後はこの分、多少、彼女たちには手心をつけた評価をしたほうがいいかも知れないな。


 ちなみにこの結果、ダークエルフ、獣人族、デミ・ドワーフの夜這いは減った(皆無にはならなかったが)が、その代り翼人族の夜這いがふえた。

 ボウモアならダメでも女性としてなら、我こそは、なんて思う者がいるせいだろう。

 とりあえず俺は、


 身体が持たんのと毎日毎日その気にはなれんので、少なくともキャメリアの酒が完成するまでは、「文字通りの」夜這いについては禁止令を出すはめになった。


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