表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/42

第十一話、魔法を知る。

「今度は...明日、俺と一戦しないか?」


宿屋のベットで、グリードと試合後のシュウの言葉が頭の中で再生される。思わず、承諾してしまったがこのままでは勝てない。


「勝つ方法、なかかな...?」


チカは顎に手を当て考え、頭を捻る。

自分が持ってる力...。異能の再現。異世界の知識。それだけ?いや、まだあるはず。なんだろう。アリアもなんか言ってたような?異世界に来た時の事。僕?そうだ。僕からは魔力を君に上げよう。だった。シルが魔力をくれたんだっけ?

そうだ!!魔力を持ってるなら魔法も使えるはず。確か初めて訓練所に行こうとした時、異能の使い方と魔法を教える。っと言っていたはず。あの時は、グリードと訓練していたため時間がなく魔法の事を忘れて、次の日もひたすら訓練してたので魔法を覚えれなかった。じゃあ覚えればいい!!よし。アリアは宿屋出てなかったはずだし頼みに行こう。

慌てた様子でアリアに頼む。


「アリアアリアアリア!!!魔法教えてほしか!!」

「ど、ど、どうしたのよ!ってああ。試合の話でしょ!」

「そうたい!教えてほしかとよ!」


アリアは机の上で何かを書いており、突然チカが入ってきた事と大声で呼んだことにびっくりとし、慌てて書いていた何かを隠し返事をするがチカに見られる。


「どうしたと?」

「な、な、何でもないわよ!それより魔法だよね!教えてあげるわ!」

「おお~!」


何とか誤魔化せ、アリアはチカに魔法を教えることにしたようだ。


「まず魔法とは、身体の、精霊器官によって発動させるの。精霊器官っていうのは、この世界の者は皆、現実では見えない器官があって、精霊化さr...まあ詳しく言うと長くなるから言わないけど、精霊器官は出力と保管の役割を持ってるの。」

「見えない器官があっとか!」


っと、魔法の基本の事について教えてもらった。


簡単に言えば、自らの体の脳みそで入力し、精霊器官により保管されていた力を出力する。

脳みそで入力はしにくいのでイメージを出すために詠唱をするそうだ。精霊器官により保管されていた力とは魔素のことで、魔素はどこでもある。空気中に漂っており、死体の近くなどに多く現れることがある。多く集まりすぎると悪魔が来てしまうと言われてるようだ。その魔素をこの世界の生き物が吸収し精霊器官に保管する。

精霊器官に貯められた魔素は個人差があるが異能と違い、絶対に誰でも魔素を持っている。その魔素保管力を魔力という。

精霊器官の出力はこれも個人差が有り、ほぼ才能に頼るしかない。出力とは脳から受け取った内容を読み込んで精霊を使い、魔素で疑似的に再現する。精霊とは守護霊のようなモノであり、一体は絶対についているが複数は個人差が有る。精霊には属性があり、その属性の数は数えきれない程有る。勿論強いものもあれば弱いものもある。魔法とは、完全に才能主義である。


「分かったかしら?」

「うん。でも精霊の属性ってどうやってみると?」

「調べるには道具が必要でマラーク教会の方に神の関係者がいるから、全世界のマラーク協会に手配してるはずよ。」

「じゃあ、そこに来ればよかとね!」

「大丈夫よ、一応近くにあるけど、私が調べられるわよ。」

「しきると!?」


アリアがチカに近づき、チカの胸に手を当て詠唱を始める。


「命よ、精霊器官を使い精霊を実体化化せよ。対象、チカ」


たまたまチカの声に反応し覗き見しに来ていたセレシスは思った。


「(百合!?なんてそれ!...萌えええぇ!!)」


チカの胸から淡い水色の光がでてき、鎖骨ぐらいまで大きくなると人影が見える。


ぴょこんと脳内で再生されそうな感じでデフォルメされて小さくなった白色の人の形をしたモノが出てきた。


「ひっにゅ?」

あいらしか(かわいい)!!」

「光の精霊みたいn...って!きゃあ!!」


アリアがチカから出てきたモノに驚く、モノではない!モノ達だ。


「ゆぅわ~!」

「ひわぁ!」

「ふぃー!」

「ふにぃぃ!」

「もふぁ!」

「きゅるり!!」

「がふゅー!」


っと続く鳴き声と出てきた奴の声が合わさり騒音となる。それと色様々なデフォルメされて小さいひとのようなモノ達。見渡すだけで部屋いっぱいに詰まっている。呆然としたアリア慌てて動き出す。


「ちょ!ちょっとよ!!!止まってぇ!いの、いの、命よ!精霊器官から実体化した精霊を精霊化しろぉおおお!!!!!!対象、チカぁあああああ!!!!!!」


アリアは壁に追い詰められ、焦って声が吃るが精霊器官に指令する。


「はぁ...!はぁ...!はぁ...!はぁ...!な、なによあれぇええ!!」

愛らしい(かわいい)の沢山出て来とったね!!」


アリアは息を整えるように何回も呼吸し絶叫したのだった。一方チカはなんか楽しそうだった。


「はぁ...!怖いわよ!!異常すぎるわ!?」

「あれがえずかと(こわいの)?案外アリアって怖がりやね!」

「あんだけこられたら、もはや恐怖わよ!!なんでああなったのかしら、あの数って全属性ありそうで怖いわ!

「なんでばり来たとかいな?」

「こっちが聞きたいわよ!チカちゃんに魔力を与えたシルがミスしたのかしら?あの子、世代交代してすぐだったし...有りうるわ!」


チカはどうやらシルのミスでチカが持っている精霊は全属性分持っていることになったようだ。

そして、チカは全属性の魔法を使えるようになったよようだ


ちーとのテンプレ。大体、神様のミス。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ