〜時を超えて〜Timetravel
薄暗くそこはまるで深海のような世界。目覚めると一筋の光が
見えていた。扉の前には鍵とノートが落ちていた。ノートを開くと2314とだけ記されていた。何の意味かもわからず扉の鍵を開けるとそこには無数の百合の花畑。人の姿は見えず、不気味な雰囲気だった。ノートを頼りにただ突き進むだけしか出来なかった
再び目をつぶると私はタイムスリップしていた。気づけばそこには他の女の子の隣を歩く片思いの彼が居た。今と変わらない泣き虫な私。でも彼を好きな気持ちをあきらめ切れない。ならば
も1度タイムスリップすれば私が隣に居てあげられる。そう思った矢先、私は未来から帰れなくなってしまったのだ。何度もタイムスリップするともう未来から帰れなくなるということを知らずに
私はただ泣きじゃくるだけだった。彼が好きだった。なのに
何故会えないの。君は私をまた一人にするのか。寂しいよ。
せっかく会えたのに。何これ。こんな結末ありなの……
ポツリと涙が落ちる。それ以来私は彼と会う事は無く桜が散るように流れていった。私の好きだった人はどんな人だったんだろう。今でも忘れられないのであった。2314この数字が意味するものは何なのか。私は今研究を続けている。