日常2
朝の7時一つの豪華なドアを開ける
「おはようございます。」
一言挨拶をして自分の席に座る
ちまちま、おはよう~。今日も頑張ろう。等皆言葉を交わしてくれる。
(あぁ、俺無視されないんだ。それもそうか~)
そう、皆とは生徒会の事だ。
俺にとって生徒会は生き甲斐の一つでもあった。自分を必要としてくれる。単純だがそれがとても嬉しかった。
俺は生徒会役員の会計をやっている。
先輩達は何かを学校でやらかしたらしい。(詳しくは教えてくれなかった)学校処分規定にて処分された。なので2~3年生の生徒会会計は居ない。
そんな事もあって常に生徒会は人数が少なく仕事も多い。
本当に猫の手も借りたいくらいだ。
「かいちょーうこのプリントに目を通すのと判子待ちのコレ、よろしくお願いしまーす」
とにこにこ顔で言った人物は書記の
倉田 光
クラタ ヒカル
容姿も良いし性格も…まぁ良い子だと思うよ
「ハァ、ソロソロ寝たいんだけどな~」
もう一度ため息を突いたのが我が生徒会の生徒会長だ。
坂井 透
サカイ トオル
この人は尊敬レベルで不真面目だ。
まじ尊敬する。だけど優しい
ちょっと不真面目なお母さん的存在
容姿端麗で家はとても金持ちらしい
「寝言は寝て言え…お前このプリント期限今日の16時までだぞ」
この生徒会長を監視役の副会長
武田 加戸
タケダ カト
とても、お父さん的存在。男前で優しい
剣道部主将。旅館の息子
「カトせんぱーい、もっと言ってやって下さいよーっ」
「あれ、バ…会長コレもまだ判がおささってませんよ困ります。」
「ちょっ美紀くん!?さっきバ会長って言った?!それと光くんまで言わないでーっ会長これでも頑張ってまーす」
ニコニコ顔で言われてもな。
「会長お願いしますよ。仕事やってください」
「美紀良く言った。そうだぞ透やれ」
「えー」
不貞腐れる会長に副会長はソロソロおこ
「………美紀」
「はい」
俺は素早く会長に行き、縄で身体と椅子をぐるぐるに巻いた。
「わぁぁぁっ!?!美紀くん!?ごめんって!!だからそんなに殺気放ったまんま縄巻かないでっ流石空手部っ!!!」
必死に許しをこうが俺は知らないフリ
「みーーーきーーくーーーんっっ」
涙目になる会長
それを見た副会長様は悪い意味で笑っていた
「透。仕事しろ」
「ひいいい」
副会長が恐ろしい顔になっているのは分かった。凄い殺気だなー
「かとちゃんそんなに怒んないで?」
「へえお前は俺が何故怒っているのか分からんのか?今すぐにでもお前を逆釣りにして殴りたいのだがそろそろ胃が持たん」
「加戸先輩それサウンドバックですよ会長死にますって笑それと俺も混ぜてください」
「あはは~それで会長が仕事やってくれるならー良いんじゃなーい?笑」
「美紀許可する。そうだな、透の為にもそうするかやむを得ん」
皆目がマジで、目が死んでいる
この状況を作ったのは紛れもなく会長だ
「みんなっごめん!!!!やるから!仕事真面目にやるからぁ!!!」
「――…俺を殺さないでぇぇっ」
生徒会室の廊下にまで響いた
会長の断末魔かな