表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラシックメモリーズ  作者: たろたろソース
11/12

日常8


生徒会室に入った途端皆から視線を集めた


「みっきーっ会長に襲われたんだってぇ!?だいじょーぶだったぁ!?」

光は涙目で美紀に訴えた


「ぇ、何で知ってるの。あれ襲われたって言うのかな…」


「俺のね親衛隊の子が見てたの!」

光には凄い数の親衛隊がいる


「そうなんだ。でも大丈夫だよ」


「美紀本当に大丈夫なのか?あのタラシに何かされて大丈夫って言った奴ほど大丈夫じゃないぞ」

加戸先輩が心配そうに見つめてくる

てか、タラシって会長の事か


「本当に大丈夫ですよ心配してくださってありがとうございます加戸先輩」


「なら良いんだがな」


「ていうか~みっきー。何であの時生徒会室に居たのー?」


あの時…?

あぁ、あの時か


「少しでも生徒会の仕事を減らそうと仕事をしてたんだ」


と言うと感心された


「美紀は偉いなどっかの誰かと違って」


「みっきーちょー真面目っ本当ありがとう!よしよし」

光に何故か頭を撫でられた


何故だ?

首を傾げると

「でも会長の気持ちも何となく分かった気がするー。」


「は?光何いってんだお前まで…」


「光落ち着け。会長と同類になんぞ」

加戸先輩が光に鋭い目で見る


何だか怖い


「はーい。タラさんとは違うので抑えまーす」


タラさんって……笑

少し面白い


「俺もこれからタラさんって呼ぼうかなタラ会長……タラさん…タラ先輩…」


「ぶはっみっきーおもしろ!」

腹を抱えて笑う光


「タラさんか…なかなかナイスアイデアかもな」

手で顎をおさえながら考えた加戸先輩


「これから影でタラさんって呼びましょうか?」


「さんせいさんせーい!タラさん…ぷふっ」


「まぁコッソリ言う分には良いだろう。」


俺も含め三人で内緒に呼び合った。




――――――


会長が入ってきた


「はよーみんなー」

「あれ、、みきくん…?てっきり来ないのだと」


「おはようございます会長。流石に来ますよお仕事残っているので」


「そう…ごめんね?…怒ってない?」


「それほど気にしてませんよしかし以後あれはやめてくださいね俺本気で嫌うところでした」

怒ってない…だが釘を指しておいた


「えぇっ美紀くんに嫌われるのは嫌かな~」


「話はそこまで。この事も含め仕事をこれからキッチリ行うんだぞ透よ。はっはっはっ」

加戸先輩は口は笑うが目は笑わない


「うわー…かとちゃん恐いって…でも、まあ仕事はやるけどね」

頑張りますかと腕をまくるタラさん


「がんばれーかいちょーうっ」

フレッフレッと割り箸に白い四角の紙を張った物で振っている


「がんばるよーっ光くん!応援ありがとっ」

チラッと俺を見た


俺もやんのかよ…


「会長頑張って下さいね」


「!うんうん頑張るっ」

ぱぁぁっと会長の後ろにお花が咲いた

この人外見めちゃくちゃ美形だから

笑顔似合うんだよね…性格くそだけど


「んじゃ、まずコレから片付けろ透」


そんなのお構い無しにドサッとプリントの札束の如く机に置いた。


「コレ明日までにやっとけよ」


みるみる会長が青ざめてくる


「ぅえ…こんなに…かとちゃん…これ」


「そうだお前が休んだ分だぞ。しかも美紀は透の分まで少しずつ片付けてくれてたんだぞ――そう言えばお前が美紀を襲ったときもな」


「……うそぉ美紀くんホントにごめんね?そう…あの時もねやってくれてたんだ本当に美紀くんには頭が上がらないなあ」


「でも襲ったって言ってもキスしただけだけどね」


二人は固まった


「「それを襲ったって言うんだよ!!!!!!」」



見事にハモった

少しながら感動したって思ったのは秘密




―――――



「うわーんこんなに溜まってるなんて早めに処理しとけば良かった~っ」


会長は弱音を吐きながらも素早く仕事を処理していく。


生徒会役員みな、そんなに素早く的確に仕事が出来るなら普段真面目にやっておけ。

と思っただろうな



―――



何と………本当は7時間?くらいで終わる物を物の4時間で終わらせる何て会長は実は出来る男…だったのか?


「…透普段からこの調子だったらどんなに助かったか」


「まったくだよぉ」


「…会長凄いですね」


「うーん何だろギリギリまでやりたくないんだよね…そういう癖ついちゃったのかな」


手が痛いなんて言ってる会長…

てか本当にマジで早すぎ仕事終わらせるの早すぎ



何故か知らないけど感心した



ので



「……会長」


「ん?どうしたの!?まだ何か仕事あった!?」

急に青ざめるが


「良く頑張りました。よしよし」


会長の頭をそっと撫でる―――俺



「っ!」

会長は頬を少し染めた


照れてるのか。少し可愛い

髪を持ち上げるとモフモフしてるので

その作業を何回か繰り返してると


「ダメダメダメぇっ!!会長を甘やかしちゃめっ」


光は会長の撫でている手を掴み離した


「これしきの事で褒美など甘いぞ透それに美紀お前も凄く甘いぞ」


「安心してください。――…飴と鞭です」


「「あぁ。」」


「何二人とも納得してるの!?美紀くんさっきの飴と鞭ってどういう事なの!?」


「会長飴ちゃんあげます」


いちごの飴を会長にあげた


「くっ飴で誤魔化された!」


一体何のことやら


「透これ風紀委員にもってくプリントあるぞ」


結構の量がある束のプリント


「えぇ…風紀委員かーあの人達嫌味タラタラ言うんだよね」


もっと仲良く出来ないかな~等とほざいてる

風紀は生徒会を嫌ってるのは原因はアンタだっての強姦未遂とかそういうの訴え掛けられたときあったんだよね


あの時大変だったわー。



「美紀お前が風紀委員にコレを持っていけらちが明かん」



「え"っ」


苦虫を噛んだような顔になってしまった


冗談!絶対俺だって行きたくないっ



「俺、ですか…」


「そうだ。頼んだぞ」


ドサッと俺の両手に置かれた束のプリント


仕方なく行くことに


――…加戸先輩って怒ると恐いんだよね



「必ず生きて帰ってきます」


「みっきー大袈裟っでも気を付けてね」


「美紀くん行ってらっしゃいくれぐれも気をつけてね」


「美紀気をつけていってらっしゃい」


皆気をつけてを強調しないで……ッ




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ