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クラシックメモリーズ  作者: たろたろソース
10/12

日常7



勢い良く生徒会室から出ていった


―――あり得ない!ふざけるな!いくら全寮制だからといって何で俺なんだよ!


「ああっくそっ…イライラする」


手で髪をくしゃくしゃにした

途中廊下で何人かに見られたがそんなの気にしない。



「あんのバ会長ッからかうのもいい加減にしろってんだいつも仕事しないで負担ばっかかけさせやがってあの野郎…」


思わず愚痴を廊下ではや歩きしながら溢した。

これは俺の悪い癖だ


兎に角、自分の部屋に行こうと思い自室目掛けてはや歩きしていった。





「ッたく………あーあーあー」

イライラしているときは声に出さないと収まんない体質でいつも声に出している。



俺の部屋は一人部屋だ。

生徒会や風紀委員長・副委員長が一人部屋になれる特権を持っている。


だからこうやってそこそこデカイ声を出しても誰も何も言わないし言われない。



――――



「まぁ、少しは収まったかな」


今日何度目かのため息を付く。

ベッドに向かい布団にくるまった

あったかい。モフモフしてて気持ちいい


俺はモフモフしてるの凄く好きなんだよね

ぬいぐるみとか欲しいな…


等考えながら眠りについた




目が覚めると時刻は16時。あれから2時間経った。今日は土曜日の為授業がない。生徒会の仕事を少しでも減らそうとしていたのだが会長があんな事をしたからやめた。


会長一人でやれ下半身ゆるゆる変態男が。


心の中で毒を吐いた。




「さて。どっかの誰かさんのせいで暇になったたまには食堂に行こうかな…」


基本自炊する派何だけどたまには気分転換に



食堂に着くと黄色い歓声が上がった。

相変わらず元気だなって思った


俺には親衛隊が居ない。いや、作らせないそんなの要らないと思って作ってないだけなんだけどね



美紀様っ食堂に来られるとは珍しいですねっ

美紀様っ美紀様っ

何を頼むのですか!?



「たまには食堂で食べようかなって。うーんそうだなあパスタが食べたいかなぁ…」



俺も同じの頼みます!

美紀様がパスタって何だか貴族様みたい

きゃあきゃあっ


「たらこスパゲティはありますか?」


有りますよ!

余りここに来られないので頼み方分かりますか?


「あるんだありがとうございます。え、教えてくれるのですか?」


いえいえっ

はい!僕で良ければ教えます!いえ!教えさせてください!!


「ありがとう」

最近仕事ばかりだったから他の子達と喋る機会無かったな。


嬉しくて頬が緩んだ


きゃぁぁぁぁぁっ美紀様がっ微笑んでらっしゃる!!!

美紀様ぁぁぁぁぁっ

素敵です!!!


こうしてさっき頼み方を教えてくれる子に頼み方を教わった


こうして…こうします!


「なるほど…勉強になりましたありがとうございます」


あのっ!良かったら御一緒しませんか?!


「むしろこっちが喜んで御一緒させて頂きたいです」


ぎゃあぁっ美紀様と御一緒に…嬉しすぎる!

でも本当に良いんですか!?


「俺は貴方と食べたいのですもっとお話したいです」


わぁぁぁぁっっっ僕も美紀様と前からお話したいと思っていました!!!今ならしねる!


「ふふっはい、ありがとう」

面白い子なんだな


さっきたらこスパゲティを頼んでウェイターが料理を持ってきた。

そしてその子と食べた。何だか会話がはずんで久しぶりに楽しい食事となった



「今日はありがとうまた食堂に来たら一緒に食べましょうね」


はいぃっ喜んで!!!!!


俺が食堂から出ていった後

他のチワワ達はその子に何を話したのか質問攻めにしていた。



―――


次の日。


今日は意を決して生徒会室に入った


「おはようございます」


何もなかった様に挨拶をした。




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