哀恋
今 アタシは
アイツが好き―――
でも、もう遅い
遅すぎる・・・
別れたことは後悔してない
答えを出したかったから
ただ
アイツを傷つけてしまったこと
思い出しただけでイヤになる
サイテーだ アタシ・・・
去年の今頃
きっとアイツはアタシに想いを寄せていた
1年前に戻れたら・・・
君はもう
好きな人がいますか?
私はいます。
・・・君です。
でも
君はきっと私を嫌っているだろうから
密かに想っています
心移りはもうありません
体育祭のあの日
ほんの少し喋った
“なぁ 下さん?”
・・・それっきり。
嬉しかった
驚いた
悲しくなった
やっぱり私は
サイテーです―――――