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天気予報と波情報は見ない主義
ー某所・ビーチにてー
砂浜に一人の男がいた。
サーフボードを片手に男は海へ向かう。
本日の天気は曇りのち雷雨
天気予報ではこうアナウンスされているが男はそれを知らない。
何故なら男は天気予報と波情報は見ない主義だからだ
それが、男の命運を分つことになるとは知らずに…
ー水上にてー
サーフィンにおいて、曇り空というのは悪くない。
比較的強い波が立つからだ。
掘れた波の斜面を下る感覚を一度覚えてしまうと、
他の遊びじゃ満足できなくなってしまう。
水面にて、男は次々に波になる。
波に乗っては、パドリングで沖に戻る。
それを繰り返す…
しばらくして、空からゴロゴロと音がした
しかし、男は気づかない!
何故なら、狂暴走波乗仙人モードに入っているからだ。
狂暴走波…いや、略してバッ仙モードとは、
サーフィンをすること以外の全ての情報を遮断し、カロリーが尽きない限り、ただ波に乗り、沖に出るサイクルのみを行う存在。
バッ仙モードの男を止められるものは存在しない。
いや、存在しないはずだった…
ドゴォン!!
男に、頭が割れるような衝撃と体全身に焼けるような痛みが走った。
そう、バッ仙を止めたのは雷だった。
この日一人の男が沈んだ…




