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雑穀孝

作者: 藤代京
掲載日:2019/11/12


 健康診断の結果がだめだめであった。


 脂肪肝だってさ。


 酒の飲んでないのに。


 調べたら、非アルコール性の脂肪肝のがヤバイでやんの。


 20パーセント程度の確率で肝臓癌に推移するってさ。


 それはヤバイと食生活の改善を試みる。


 食事を高タンパク低脂肪にして、主食も白米から玄米、押し麦、蕎麦の抜き実などに。


 で食ってみたら、雑穀類、うまいじゃん。


 雑穀ではないけど、玄米もうまい。


 元々ふっくらの食感よりある程度歯応えがあるのが好きなので、どれも問題なく美味しく食べられる。


 特に蕎麦。粉にする前の抜き実を米と同じように炊いて食っても普通にうまい。



 そこではたと気づく。


 別に白米を主食で食う必要ってないんじゃね?


 そら食味で言ったら白米が一番だろうけどさ、栄養価で言ったら白米ってだめだめだよな。


 それまで雑穀やら玄米食ってたのが、白米に切り替えたらいきなり脚気流行って大被害出したり、栄養価がだめだめなのは歴史的にも明らかだよな。


 それでも雑穀や玄米から白米に以降したのは、昔の品種改良してない雑穀はもっとぼそぼそして不味かったんだろうなあ。

 白米が富貴の象徴でもあったろうし、それに対するあこがれもあっただろうし。


 考えてみると栄養価って雑味のとこに含まれるんだよな。


 大抵栄養が集中しているのは殻や皮とその周辺だし。


 当たり前だよな、中身が出来てからそれが皮でおおわれるんじゃなくまず皮ができて中身が結実していくんだから、栄養が集中するのは皮だよな。


 ゴボウなんかも味のために皮剥いて水にさらしておくのは、栄養的にだめだめだって話だし。


 ブドウのポリフェノールだって大量に含まれてるのは皮だしな。


 味を追求して雑味を捨てるほどに栄養で言うとだめになっていくのは面白いけどな。


 

 歴史的に見れば雑味を捨てるほどに料理の技法が洗練されたのはつい最近、縄文だとかその時代から数えれば雑味を捨てるどころか焼いただけ煮ただけあるいは生での時期のがはるかに長い訳だから、たかだか数百年では白米を食う生活に体が対応してないのかもしれん。


 別に何食おうが各々自由だけど、一回雑穀がうまいことに気づいてしまった俺はもう白米には戻れないわ。

 たまには食うけどさ。


 雑穀生活なかなかに楽しい。


 殻付きの玄蕎麦も注文したんだ。


 素人にあの殻外すには無理とか書いてあったけど、ガレット一食分くらいコーヒーミルで挽けるだろ。


 次はガレットだ。


 雑穀生活始めて一週間でベルトの穴が一個縮まったぜ。


 体重?


 普段体重計る生活してないからそれはしらん。




 


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― 新着の感想 ―
[一言] >雑穀生活始めて一週間でベルトの穴が一個縮まったぜ。 うらやましぃぃ(´;ω;`)ウッ…
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