ザフレイムインザフラッド、について語ってみたお話。
皆様、サバイバルゲームはお好きでしょうか?
私は結構好きなジャンルです。
ようつべさんでも良く良く実況を拝見したりしてて、主様と一緒にプレイしているつもりでハラハラするのが好きなのです。
今回は直近でクリアしたソフトを語ってみようと思います。
「ザフレイムインザフラッド」
アメリカのThe Molasses Flood様制作、テヨンジャパン様発売のゲームで、日本ではPC版とswitch版がリリースされております。
リリースは3年ほど前のものになります。
ジャンルはアクションとローグライクといった内容です。
舞台は未曾有の大水害に見舞われ、壊滅的な被害を受け、荒廃してしまったアメリカです。
そんな世界で暮らす一人の女性、名前はスカウト。
ある夜、彼女は一匹の犬に出会います。
その犬はイソップと呼ばれ、彼はリュックを咥えて彼女の元へやって来ました。
恐らくは以前の飼い主であった人物のものだと思われるそのリュックの中には古びた無線機器が1つ。
そこからはとある信号が流れ、ある場所を目指せと彼女に告げているようでした。
決意した彼女は、リュックを引き継ぎ、手作りのイカダに乗り、イソップと共に、川を下りその地へと旅を始めるのでした……。
……と、いうのがざっくりとしたストーリーモードのあらすじ。
ゲーム内容としては川下りと停泊先の探索があります。
イカダを操作しながら、道中の障害物を避けつつ、川沿いにある所々の停泊ポイントに止まりつつ、食料や資材を集めていくわけです。
採取(探索)出来る場所には、波紋のようなエフェクトが掛かっているので、近付けば取る事が出来ます。
相棒の犬も探索してくれて、何かある場所には走っていって教えてもくれます。
ただ、デバフを負う場所にも平気で特攻していく事もあるので、周囲は確認した上で探索する事をおすすめします……。
茨もヒアリの巣も彼には無効なんだよ……多分一番強いのは彼ですね……。
彼女が操るイカダには耐久値があり、障害物にぶつかるとゲージが減少していきます。道中にある整備場に行けば対応アイテムを使用して補修する事が可能ですが、0になるとその場でイカダが沈んでしまいゲームオーバーになります。
必要アイテムがあれば、アップグレードする事も可能です。
舵を付ける事でよりイカダの操作がしやすくなるし、ストーブを付ければ火を使ったクラフトが出来たり、寒さ対策も出来ます。シェルターを付けると寝泊まりする事が出来るので、疲労軽減と時間調整も可能です。収納も拡張する事も出来たりするので、長期生存にはイカダのアップグレードも必要になっていきます。
アイテムはリュック(最大28まで拡張可能)と犬のポーチ(5)、イカダ(停泊中のみ、25ぐらいまで拡張可能)の三ヶ所収納できますが、スタック数の違いもあるので、こまめな荷物整理は必須になります。
ちなみに、ゲームオーバーになった際に犬のポーチ内のアイテムを次のプレイに引き継ぐ事が可能です。
5スペースしかないですが、序盤良く使うアイテムや失くすには惜しい衣服、食料なんかを預けておけば、次の彼女が助かるかもです。
……実際私は助かりました!終活しといて助かったと本気で思いました、はい。
まあ、どれもこれも必要なアイテムですが、特に役立ったのが蒲です。
「THElongdark」というPCゲームでも良く活用されていたアイテムでしたが、スタック数も多く、小枝(火をつける際に使うもの)や紐(罠作りや弓を作る時に使う)など、使用頻度の多いもののクラフトに必要になったり、腐らないので非常時には食べる事も出来るお役立ちアイテムなのです!
私は秘かにガマ先輩と呼んで、見つけ次第乱獲しておりました。
その節は大変お世話になりました……!
停泊地により、採取出来るアイテムの傾向が変わるため、欲しいものを狙って航路を考える必要があります。
近くなるとアイコンと距離が出てくるので、それを目安に停まるなり、見送るなりを考える必要がありますが、何しろ流れは止まらない為、考えてたらスルーしちゃった事もしばしば。
ちなみに、停泊した際に地名と主に採取できるもの、使用できるものが表示されますので、それを見てから探索すると良いと思います。
エンドレスモード(ゴールなしの無制限)では、60日ぐらいを越えた辺りから見つかるアイテムが少なくなり、敵対動物との遭遇も増えたため、何度死にかけた事か……。
ステータスは栄養(空腹)、水分、体温、疲労の四種類があり、どれか1つでもゼロになると致命的なデバフが掛かるため、行動する際には注意が必要です。
その他、一定の食物の摂取や動物からの攻撃、エリア内のオブジェクトによりデバフが発生します。
このゲームにはデバフは盛り沢山ですが、バフはないです。
対応できるアイテムを複数ストックしておかないと、すぐに詰みます。いや本当に。
水分は雨が降ればビンでストックしたり、井戸から汲んだりして何とかできるんですが、空腹ゲージは減ると結構回復し辛いんですよね……。
アイテムを使っても最大で35の回復なので、計画的に食物を確保していかないといけないんですが、その為には狩りをしなければならない時もあったり。でも、トラップを作るには資材が足りないとか、有名な妖怪イチタリナイがでてくるんですよ……悩ましい。
貯めておこうにもアイテム所持上限の関係や消費期限なんかもあったりするので、そこもまた悩ましい所でした。
切羽詰まって生肉食べたらデバフついて死にかけたりとかね。
出来ればたき火は一つ持っておくと、その場で調理も出来るので良いかと思います。
お馴染みのクラフト要素もあり、集めたものによってレシピがアンロックされていくのは他のゲームと同じです。組み合わせ自体はそう多くないので、初心者でも覚えやすくはなっている感じです。
長期保存できるもの、デバフ回復に使うもの、罠や衣服などが作れます。
クラフトする際に火や作業台が必要になる場合もあります。
火はたき火やイカダのアップグレードで使えるストーブを使用、作業台は停泊先のガソリンスタンドや金物店で発見・使用できます。
行く先々では野性動物が姿を現します。
カラス、ウサギ、オオカミ、イノシシ、ヘビ、クマがいますが、カラスとウサギ以外はこちらに攻撃を仕掛けてきますので要注意です。
時には複数の動物が現れる事もあり、対処出来ないとすぐさまフルボッコにあってゲームオーバーです。
脅かすか、罠を作って狩るか、松明で退けるか、弓矢で倒すか、手持ちの資材と相談して決めるのもありですが、ヤバかったら逃げるが一番です。
全力でイカダに逃げるんだ!!
個人的には動物同士での同士討ちを狙う方が多かったですかね……。
一番強いとされるクマは、至近距離まで行かなければこちらに攻撃を仕掛けてきませんが、オオカミやイノシシをクマのいる方まで誘導すると、そこで縄張り争いなのか戦い始めるので、離れて待っているか時間を進めると大体オオカミもイノシシも負けるので、残った死体から肉や皮を取る事が出来るのです。
上陸と同時に喧嘩が始まっている場合もあるので、その際は暫し待ってみると良いかもです。
ボーナスチャンスに等しい展開です。
まさに漁夫の利作戦……!
狡いとか言わない!生き残るには多少の知恵も必要なのです……。
もしくはヘビさんを使った狩りを多用しておりました。
このゲームでのヘビは他の動物と違い、火を怖がらず、逆に寄ってくる性質があります。
この習性を利用して、ウサギの巣穴近くに寄せておくと自動で狩ってくれます。噛みついた後は暫くその場で動かなくなりますが、彼らは食べる訳ではないので、また松明で誘導してその場から離せば、安全にウサギを回収できます。
これもまた漁夫の利的な。へへへ。
ちなみにオオカミやイノシシ、クマ退治の時にも同じ戦法が使えます。
逃げるルート上にヘビがいれば、彼らが近付いた時に噛みついてくれます。ただ、一回二回噛まれただけでは退治できないので、ある程度集めておいてから、そこに向かって逃げていくようなルートを考えたりしてました。
雨が降っていると松明や火関係が使用できないので、ヘビの誘導は晴れている時だけの有効な作戦ではありますが、手持ちの資材が少ない時、温存したい時はヘビも利用すると、食料事情が改善するかもしれません。
ただ、間違って自分が咬まれないようにだけ注意が必要です……。
ゲームを進めていく度に徐々に厳しくなっていく環境にどう対応していくか、資材の枯渇に怯えつつも、ついつい時間を忘れて没頭してしまったゲームでした。
ゲームチャートが分かりやすいのもそうでしたが、音楽がとても良いのです……!
調べた所、チャック・ラガンというフォーク歌手の方が楽曲を提供されているそうです。
穏やかなカントリー調から、ハーモニカとギターを掻き鳴らす激しいテイストのものもあり、冒険心を沸き立て、自然の厳しさと雄大さを感じられるBGMも魅力的であると思っております。
ストーリーモードはクリア済み、エンドレスモードは最大175日生存でした。
クマにも勝てたのに、最後は凡ミスでヘビに咬まれてテンパった所をオオカミに負けたという非常に不甲斐ない結果だったのが悔やまれます……。
あれがなければ、もう何日かは行けたはずなんだ……!
長々語ってしまいましたが、気になった方は是非プレイして頂ければ幸いです。
トレーラームービーも出ているので、そちらも是非!!