第一四話 比島攻略開始
全然主要キャラの会話シーンが書けない…
あれもこれも書きたいってなって結構グダっちゃってますね
上陸作戦は、もう一方面でも行われていた。
それは米領フィリピンである。
海軍第一、第二艦隊が真珠湾を攻撃するのと同時に、陸軍第14軍は本間昌治陸軍少将の指揮の下フィリピン侵攻を開始した。
上陸船団を護衛、支援するのは橋本優香海軍中将率いる第四艦隊と豊嶋春樹海軍少将率いる第五艦隊。
二艦隊に守られた陸軍上陸部隊は海上での妨害を殆ど受けずフィリピン上陸作戦を開始した。
これに対抗するは米陸軍大将ルーカス・マッカーサー率いる米陸軍極東派遣部隊である。
まずこの戦いにおいて、米軍はあまりにも不利であった。
このときフィリピンには大艦隊を配備できるほどの多きな港は無く、いざという時にフィリピンを支援するのは真珠湾を拠点とする米太平洋艦隊の予定であった。
しかしフィリピンと真珠湾は5000マイルも離れており、何かあってからでは確実に間に合わない。
それどころか、日本軍にとっては短期間に大戦力を投入しやすくもあった。
そこでマッカーサーの提案の元、軍港施設の拡充や、日本との開戦の可能性が色濃くなってからは少しずつ本国からの戦力の派遣が進められていた。
しかしそれでも準備は十分では無く、更にフィリピン支援の為事前に太平洋を西進していたハルゼー艦隊は日本海軍に撃滅されたことによって不充分な状況で日本陸軍大規模上陸に対抗しなければならなかった。
この時日本海軍第四、第五艦隊を構成するのは共和国海軍時代の主力艦達であり、はっきり言ってしまえばお下がりと使い回しの旧型艦達である。
しかし今回の作戦に備え、火器管制装置と各種攻撃兵装は新開発の国産型に取り換えられていた。
第四、第五艦隊の編成は以下の通りである。
第四艦隊
戦艦:越後(旗艦) 越前 周防
航空母艦:大鷹 沖鷹 天鷹 翔鷹
重巡洋艦:浅間 谷川 御嶽 那須
軽巡洋艦:吉野 四万十 馬淵 岩木 高瀬
駆逐艦:旋 潮風 初瀬風 野風 苛波 岩波
その他小艦艇9隻
第五艦隊
戦艦:備前(旗艦) 安芸 下野
航空母艦:鶴龍 紅龍 照龍
重巡洋艦:妙義 鹿野 巻機
軽巡洋艦:登呂 石狩 天塩
駆逐艦:大波 押波 川波 沫雪 垂雪
その他小艦艇7隻
また陸軍上陸船団はあきつ丸型5隻と神州丸型5隻を基幹とする計20隻である。
あきつ丸型:えりも丸 むつ丸 あしずり丸 かづめ丸 きさらづ丸
神州丸型:鹿島丸 相馬丸 大久保丸 直江津丸 両津丸
その他兵員輸送艇10隻
米太平洋艦隊撃滅を担ったのが殆ど新造艦であったため日本海軍は圧倒的な海上戦力を投入することが可能であった。
米軍はあるだけの海上戦力をかき集めこれに反抗した。
その編成は以下の通りである。
米フィリピン艦隊
戦艦:カンザス
航空母艦:リスカム・ベイ アンツィオ ミッション・ベイ
重巡洋艦:ニューオリンズ アストリア チェスター
軽巡洋艦:フェニックス ヘレナ ホノルル セントルイス
駆逐艦:アレン エールウィン ハグレイ ブリーズ ケイス チュウ クラーク カニンガム カミングス カッシン
その他小艦艇20隻
カンザスは最新鋭とは言えずとも、光学砲を搭載した強力な艦であった。
しかし問題は空母であり、三隻ともカサブランカ級”護衛空母”であった。
護衛空母はその名の通り、艦隊や船団を潜水艦等の脅威から護る為の空母である。
つまり、艦隊決戦には向かない代物であったのだ。
航空機搭載数は各艦30機程度であり、米艦隊は艦載機数の時点で既に負けていたのである。
勿論このとこを日本艦隊は把握しており、まずは空母7隻による先制攻撃を行った。
米艦隊も直ちに戦闘機隊を発艦させこれに対抗したものの、米戦闘機隊30機に対し日本戦闘機隊は倍以上の70機。それに加えての攻撃隊77機である。
とても防げるようなものでは無かった。
先ず制空権争いにおいて米戦闘機隊はその数を半分に減らされた。
次に日米戦闘機隊同士で争っている隙に突入した攻撃隊の攻撃により、哨戒艇8隻。駆逐艦2隻が撃沈されてしまった。
他にも駆逐艦5隻、軽巡洋艦2隻、重巡洋艦1隻が大破炎上。
カンザスは二番砲塔が大破。艦内では火災が発生していた。
そして、日本海軍第四、第五艦隊と米フィリピン艦隊の砲撃戦。
既に大幅に戦力を削られてしまった米艦隊を撃滅するのは難しいことではなかった。
海上の唯一の抵抗を排除した日本艦隊は爆装、燃料、弾薬を補給した航空隊を再び発艦させ、クラーク空軍基地を攻撃。
それと同時に、二分した上陸部隊をルソン島の東西に展開させた。
米軍は砲台陣地からの砲撃で必死に抵抗したものの、制空権が日本艦隊に握られている状態では簡単に敵航空機に発見され、攻撃されてしまう。
更に零式水上観測機の観測と報告により、戦艦6隻の砲撃が正確に陣地に撃ち込まれる。
完全に嬲られている状況であった。
「敵上陸船団がラモン湾に侵入!」
「航空支援はどうにもならないのか!?」
マッカーサーはマニラの司令部で指揮を執っていたが、あまりにも一方的にやられている状況に焦っていた。
「クラーク基地の戦闘機は全て出払っています…」
「イバ基地は!?イバ基地はどうした!」
「出撃準備中に攻撃され、機体の殆どをやられました」
「く…っ」
「司令!ダグパンとアグーに上陸されました!!」
「くそっ、いよいよ上陸されたか!」
「突撃ィーーー!!」
『オオオオオオオオッ!!』
大隊長の叫びと共に、大発動艇の道坂を駆け下りる兵士達。
それに先行して30両近くの戦車第四連隊が敵陣地に突入する。
大発動艇に搭載可能な伊号中戦車。これは共和国陸軍が使用していたものであり、共和国軍には珍しく国産であった。
しかし残念ながら武装が貧弱であり、九○式57mm車載砲では米軍の軽戦車に太刀打ち出来ないことは目に見えていた。
そこで帝国陸軍技術工廠はある改修をこの伊号戦車に施していた。
それは––––
「た、隊長!ジャップの戦車に対戦車砲が効きません!!」
「何っ!?」
ただでさえ小さい車体に、搭載弾数を減らしてまで付けた兵装。
それは簡易型ではあるが海技廠が開発したジ式防壁であった。
それも正面装甲の部分だけ。
しかし第四連隊は緊密な連携を取り、敵に側面に回り込ませぬよう魚鱗陣を維持しながら敵陣地に突入したのである。
たとえ敵戦車を倒すことは出来ずとも、前進さえできれば敵の強固な防御陣地を崩すことが可能であると判断されたからだ。
「対戦車砲が効かないんじゃどうにもならない!後退して!!」
中戦車とはいえ、生身の人間が止められるものではない。
それを理解していた第35海岸守備隊の隊長シンシア=エリソンは部隊の被害拡大を抑えるため即座に後退命令を出した。
「敵部隊、後退していきます」
「流石に戦車に突っ込まれては敵わんか。よし、全軍前進せよ!」
「守岡大隊長!偵察機からの入電です!」
「なんだ?」
「『現在タルラク周辺を敵戦車部隊が北上中。注意されたし』です!」
「敵戦車のお出迎えか…後続する戦車部隊の陸揚げを急げ。味方の空爆で消耗はするだろうが、我々が撃破ぜねばならない可能性もある。各部隊の連絡と連携を怠ることなく、警戒を厳となせ」
マッカーサーの人柄っていうか性格?に関しては色々調べてみての解釈で書こうと思います
改めて調べてみると良い話も悪い話も色々あってなかなか面白いですね




