吉田茂の資金源はGHQ。鳩山一郎の資金源はフリーメイソン。鳩山が戦後初めて主張した自主憲法制定と再軍備。この異端がメイソンの利益と一致した。
当時、首相の吉田茂の資金源は、紛れも無くGHQであった。
彼の統合運営委員会やGHQ参謀第2部が資金を供給していたのであった。
しかし、サンフランシスコ講和条約が1952年(昭和27年)4月28日に発効し、GHQが煙のように消えてなくなると首相の吉田茂への資金供給が急激に細ってしまっていたのであった。
対して1951年(昭和26年)、約5年ぶりに公職追放を解除された鳩山一郎は、裸一貫の瘦せ浪人からようやく吉田自由党に元総裁として戻ってきたものの冷や飯を喰わされている境遇であった。
ただ、戦後直後の与党にあって自主憲法制定、再軍備を主張した初めての政治家が、鳩山一郎であったのだ。
まだGHQの占領下にあって異色、異端の主張であったと言えるであろう。また元総裁とはいえ、引退寸前で何の影響力も無くGHQの顔色を窺う必要も無い立場から自由気ままに発言できたものとも考えられる。
そして、偶然とは言えこの異端の主張が、メイソンの利益と一致したのであった。
*憲法第9条を読み解く3つのポイント
1.{国際紛争を解決する手段として}①戦争と②及び③が放棄されている。
2.{前項1.の目的を達するために}陸海空軍その他の戦力を保持しない。
3.The right (of) belligeren-cy (of) the state will not be recognized.
交戦状態を意味する belligeren-cy という単語を選んだ。
戦争行為を意味する belligeren-ce という単語を避けた。
戦争権ではなく交戦権にしたかった。一連の戦争(始~交戦~終)行為の中で交戦に限定した。
戦争の始の部分は、先制攻撃するので交戦権に含まれていない。
Will が含まれている構文は、未来を表している。