馴れ合い解散からの第24回衆議院議員選挙でまさかの吉田茂大勝。
吉田茂が政治家人生で初めての大勝を収めたのであった。
1949年(昭和24年)1月23日投票の結果、定数466議席のうち、吉田茂が総裁を務める民主自由党が266議席を獲得してまさかの大勝をしたのであった。
GHQが占領国支配を強めていたとはいえ、個々人の投票先までも強制することは出来ない状況であったことを考えると、民主自由党と吉田茂は、日本国民の希望を背負っていたと言わざるを得ないであろう。
民主自由党の前総裁、鳩山一郎をGHQが公職追放し、そして、吉田茂と同じ民主自由党幹事長の山崎猛は、身の危険を察知してウルトラC、何と首相になれないよう自ら衆議院議員辞職(首相は国会議員で無いと務められない。)してしまうというお膳立てがようやくここに来て花開くかのようでもあった。
なお、民主党や社会党などの中間政党は概ね低得票に終わり、世論の左右分極化が顕在化した選挙結果であったとも言えるであろう。このため、本選挙によって後の保守と革新と言う戦後日本国の55年体制の萌芽が芽生え始めていたと言っても過言ではないであろう。
*憲法第9条を読み解く3つのポイント
1.{国際紛争を解決する手段として}①戦争と②及び③が放棄されている。
2.{前項1.の目的を達するために}陸海空軍その他の戦力を保持しない。
3.The right (of) belligeren-cy (of) the state will not be recognized.
交戦状態を意味する belligeren-cy という単語を選んだ。
戦争行為を意味する belligeren-ce という単語を避けた。
戦争権ではなく交戦権にしたかった。一連の戦争(始~交戦~終)行為の中で交戦に限定した。
戦争の始の部分は、先制攻撃するので交戦権に含まれていない。
Will が含まれている構文は、未来を表している。