GHQ占領と言う一種の魔法の時間。床に正座して待つ首相の吉田茂。
1948年(昭和23年)10月15日 、芦田内閣が総辞職をしたことにより第2次吉田内閣が、同日誕生していた。
昭和電工疑獄によって芦田内閣は崩壊し総辞職した。直後に占領国とはいえ首相経験者の芦田均まで逮捕される事態となっていたのであった。
GHQ民政局内には、局次長のケーディスが失脚された事を受け、彼の権力、権限拡大を恐れて次の首相は吉田茂以外でという反吉田派も誕生したのであった。
そして、吉田茂と同じ民主自由党幹事長の山崎猛を首相にしての新政権構想を画策するが、身の危険を察知した山崎は何と首相になれないよう自ら衆議院議員辞職(首相は国会議員で無いと務められない。)してしまったのであった。
よって、また消去法で吉田茂の首相就任の運びとなってしまったのであった。
*憲法第9条を読み解く3つのポイント
1.{国際紛争を解決する手段として}①戦争と②及び③が放棄されている。
2.{前項1.の目的を達するために}陸海空軍その他の戦力を保持しない。
3.The right (of) belligeren-cy (of) the state will not be recognized.
交戦状態を意味する belligeren-cy という単語を選んだ。
戦争行為を意味する belligeren-ce という単語を避けた。
戦争権ではなく交戦権にしたかった。一連の戦争(始~交戦~終)行為の中で交戦に限定した。
戦争の始の部分は、先制攻撃するので交戦権に含まれていない。
Will が含まれている構文は、未来を表している。