元首相の芦田均も逮捕。戦後初めての贈収賄事件。昭和電工疑獄。
反乱を起こした芦田均であったが、自身も逮捕された昭和電工疑獄で1948年(昭和23年)10月15日総辞職せざるを得なくなり約7ヶ月と言う超短命で政権を明け渡したのであった。首相経験者で逮捕されたのは、これまでに田中角栄と芦田均の2名だけである。検察の特捜部という特殊機構でなく、普通の警察に通常の逮捕をされたのは、現在までに芦田均だけとなっている。
昭和電工疑獄とは、政府系金融機関である復興金融金庫からの融資を得るために、大手化学工業会社の昭和電工、社長日野原節三から政府高官や復興金融公庫幹部に対して金が渡されていた贈収賄事件であった。
1948年(昭和23年)3月10日に芦田内閣が発足し、その約3ヵ月後の1948年6月に事件が発覚した。まさに首相になったばかりの芦田均を狙った立件でもあった。さらに金をもらった収賄側としてGHQ民政局次長のケーディス大佐も浮かび上がり、この事件を機にケーディスは失脚したのであった。
当時、贈収賄は、GHQ民政局を中心にGHQ全体及び政権関係者や政府関係組織に蔓延っていたといえる。
ただ、このタイミングの良過ぎる疑獄事件の背後には、GHQ参謀第2部部長のウィロビーと彼がいたのであった。
*憲法第9条を読み解く3つのポイント
1.{国際紛争を解決する手段として}①戦争と②及び③が放棄されている。
2.{前項1.の目的を達するために}陸海空軍その他の戦力を保持しない。
3.The right (of) belligeren-cy (of) the state will not be recognized.
交戦状態を意味する belligeren-cy という単語を選んだ。
戦争行為を意味する belligeren-ce という単語を避けた。
戦争権ではなく交戦権にしたかった。一連の戦争(始~交戦~終)行為の中で交戦に限定した。
戦争の始の部分は、先制攻撃するので交戦権に含まれていない。
Will が含まれている構文は、未来を表している。