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論説 日本国憲法 戦争なんか放棄していない日本国憲法第9条  作者: 田中 康之
第2章 戦後日本を創った権力機構が現代日本に受け継がれている。
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いきなりつまずく頼りない吉田茂。土下座して彼に謝罪する。

ポツダム宣言受諾で効力を失った大日本帝国憲法下で組閣大命を受けた吉田茂は、同じく効力を失った帝国議会の承認を受けて首相に就任した。存在が否定されている旧体制下での最後の首相だ。しかも、帝国議会第1党の日本自由党、総裁鳩山一郎をGHQ民政局が排除してわざわざ首相になれるようにお膳立てしてやっていたのであった。


通説では、1946年(昭和21年)4月10日に行われた日本の帝国議会(衆議院)議員の選挙で日本自由党が第1党となり、総裁鳩山一郎への組閣大命降下が確実であったが、GHQから総裁鳩山に公職追放命令が出たため鳩山は吉田茂に後継総裁への就任を要請した。と、されている。


吉田茂は、総務会長として第1党日本自由党の代表となり組閣大命の降下を受け1946年(昭和21年)5月22日内閣総理大臣に就任した。その後、8月の党大会で正式に日本自由党総裁に就任した。


しかし翌年、日本国憲法制定後の最初の1947年(昭和22年)4月25日に行われた第23回衆議院議員選挙で第1党である日本自由党の総裁であった吉田茂は、日本社会党に敗れて第2党に転落、政権の座を追われてしまったのである。


吉田茂は、いつものGHQ民政局のあの部屋で、いつもは立っているあの場所で土下座していた。


部屋に居る人間は、吉田茂以外は彼だけであった。



*憲法第9条を読み解く3つのポイント

1.{国際紛争を解決する手段として}①戦争と②及び③が放棄されている。


2.{前項1.の目的を達するために}陸海空軍その他の戦力を保持しない。


3.The right (of) belligeren-cy (of) the state will not be recognized.

交戦状態を意味する belligeren-cy という単語を選んだ。

戦争行為を意味する belligeren-ce という単語を避けた。


戦争権ではなく交戦権にしたかった。一連の戦争(始~交戦~終)行為の中で交戦に限定した。

戦争の始の部分は、先制攻撃するので交戦権に含まれていない。


Will が含まれている構文は、未来を表している。


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