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論説 日本国憲法 戦争なんか放棄していない日本国憲法第9条  作者: 田中 康之
零章 世界最終戦争を遂行するための条文が憲法第9条の正体である。
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左手で始まる不吉な握手。メイソンメンバーは、初対面の時、左手で特殊な握手をする。

ユダヤ人は、握手の時、左手を差し出してきた。


日本人である彼にとって、左手での握手がどのような意味を持つのかは深く詮索していなかったがメイソンメンバーにとっては最重要の意味を持つ。


欧州では、左手での握手を忌み嫌う。


諸説は色々在る。


ただ、欧州出身の人間に対して握手する際、右手があるのに左手を出したら不快感を与えてしまうことになるだろう。


そこを逆手にとって、独逸の石工に起源を持つメイソンは、メンバーであるかどうかを試すために握手する時に左手を出してくる。


握手するとき、もし相手に左手を出されたら、貴方は右手を出せばよい。但し、相手の左手を握ってはいけない。


相手の左手の掌部分に右手の甲を付ければ良い。


そして、次は貴方が左手を差し出せばよい。貴方の左手の掌部分に相手も右手の甲を付けてくるだろう。


これは、石工が左手で石を削るのみを持っていたことに由来すると謂われている。相手が左手を出して大切な工具であるのみを求めていたら仲間としてそれを提供するとの意思表示であると謂われている。


握手する場面では、衆人環境の眼に晒される時も数多くある。そんな時も名刺を交換するかのように自然にお互いの掌と甲を触れ合いさせることが肝要である。


初対面の彼とユダヤ人は、この特殊な挨拶によってメイソンメンバーであることを確認し合った後、関東軍票の資金化について話を始めたのであった。

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