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こりゃ、米国の家畜になるな。彼は呟いた。
米国は、日本国、日本民族を家畜化しようとしている。
彼は、そう思った。
アフガニスタンやイラクなどに適用された民主的占領プログラム、民政移行プロジェクトなどが全く無い時代。
数十万、数百万人の民間人が居住する大都市への無差別爆撃、更には熱核兵器の投下が許されていた時代。
米国は、本気で日本国、日本国民を未来永劫家畜としてのみ生き永らえさせようとしていた。
別に、良いか。
やるだけやったんだ。
特に疑問は無い。
彼は、何だか面倒くさくなっていた。
生きているのも面倒くさいな。と、思っていた。




