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魔剣抜けちゃいました

初投稿です。お願いしますm(_ _)m


ピチョン____。




水音だけが響く洞窟の中に一振りの剣が台座に鎮座している。その剣の見た目はお世辞にもいいと言える物では無いが、これまでに多くの人がこの剣を求めて洞窟を訪れてきた。




曰く、彼の剣は戦を終わらせし聖剣。

曰く、彼の剣は命を吸う魔剣。

曰く、彼の剣は意思を持つ神剣。





諸説あるが、共通していることは持ち主に絶大な力を与えるという点である。それ故、数多の名声や富を得ようと名のある冒険者や富豪がこぞってこの洞窟にやってきては剣を手に入れようとしてきたが、どんな手を使っても剣は少しも動くことは無かった。





やがて、誰も抜けることが出来なかった剣は人に忘れ去られた。





しかし、剣は満足していた。戦場を渡り歩き、数え切れない程の血肉を啜り、幾多もの勝利を主に捧げた。全ての敵を打ち倒し、剣はその役割を果たし終えた。





戦が終わったあとは悪しきものの手に渡らぬように主に封印してもらった。主は封印する事に最後まで反対していたが、大きな力が新たな戦を呼び起こすことは想像に難くない。




「すまない…。死ぬ時はお前と共にいくと決めていたのに…」




どんなに傷を負っても見せなかった主の涙を見たのはそれが最初で最後だった。





封印されて400と99年。あと1年で刀身に宿る魔力も潰えて只の鉄屑となり果てる。





…あぁ。最後に主が作った世界を見たかったなぁ…。






















ーーーーーシャラン





「ぬ、抜けちゃった…?」




え?





作者はゲームの朧村正の百姫が大好きです(笑)

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