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レジーナの策略

「へえ、麻薬は?」

「そっちは父親のドミンゴがしっかりやっているわ」

「では、いずれ息子が後を…」

「ううん、右腕腕のリカルドが仕切っていて息子には危ない橋を渡らせたくないらしくて、利益の配当を子供たち全員に行き渡る様にする計画らしい」

「なるほど、随分詳しいね」

「うふふ、あくまで噂話よ、確証はないわ。ここでこれ以上は話せない」

レジーナは周りを見渡した。

「あはは、噂話ですか。後でもっと詳しく教えてください」

「うん。いいわよ。残りはベッドの上でゆっくり」

亮はレジーナがアルゼンチン料理店に誘ったのは意図的にしか思えなかった。


カルロスの商売の手口、貧し家の娘や借金漬けの夫の妻を売春婦にしたり、アメリカへの不正入国手引きなどの話を

聞きながらレジーナを観察した。

ファンデーションの色、口紅、襟元から出る肌

そして英語の発音。

「レジーナはアメリカへは?」

「何年かに1度、姉に会いに亮は?」

「僕はボストンの大学に留学して日本で会社を経営しています」

亮は名刺差し出した。

普通の経営者は自分の学歴や地位を誇示したがってSNSにアップするが亮は立場上できるだけ情報が流れないようにしていた。

レジーナは亮の会社のホームページを開くと

社長の團亮の名前にメガネをかけた顔写真が有った。

「随分小さな写真ね」

スマフォを手に取り本人と見比べていた。

「恥ずかしがり屋なもので」

それを見たレジーナの口角が上がった。

「素敵」

親日家と言われているメキシコだがレジーナの喜びは普通ではなかった。レジーナは始終日本と亮への質問ばかりで、自分の事はほとんど話もせず、亮は切り出した。

「レジーナ彼氏は?」

「えっ、どうして?」

「している途中で彼氏が部屋に入って来たら嫌だからね」

「それは無いわ、絶対に」

「わかりました、そろそろ部屋に行きましょうか」

「はい」

******

ホテルの部屋に入ると先にレジーナがシャワーを浴びた、亮はその間怪しい物が無いかレジーナのバッグや服を調べた。

しばらくするとシャワーの音が止まり、レジーナは体にバスタオルを巻いて出てきた。

「では、僕もシャワーを」

亮はすれ違いざまにバスローブを着たレジーナの姿を見た。

先ほどから気になっていた違和感は肌の色で

メキシコ人の割に色が白い、日焼けの跡が新しいそんな事を考えながら亮がシャワーからバスローブ姿で出てくると

「お酒頼んだわ、白ワインとカルパッチョ、日本人だからビールがよかった?」

レジーナは日本から遠く離れた国メキシコの女性なのに日本人をよく知っていた。

「いや、白ワインで良いですよ、ありがとう」

まもなく、ワインが運さ来て乾杯をして一口飲むとと亮は疑問を投げかけた。

「そろそろ僕を誘った理由を言ってください。あの最中には

僕を殺すつもりでも無さそうだし」

「まさかそんな事。ただ…」

「大丈夫です、大概の女性の願いは聞いてあげられますよ。犯罪以外はね」

「実は…私の姉を探して欲しいの」

「僕にですか?日本で?」

「ううん、ここで」

「無理ですよ。メキシコシティは初めて来た街ですよ」

「居場所はだいたいわかっているけど、連絡が取れないの」

「えっ?まさか」

亮最悪の事を考えた。

「ドミンゴの屋敷?」

「ううん」

「連絡が取れなくなった理由は分かりますか?」

「姉はあるミッションで」

「エージェントの仕事ですか?」

「はい」

レジーナはうなづいた。

「なるほど、恐らくお姉さんは潜入捜査していて正体がばれて…もうこの世には」

亮は冷静に話をした。

「ううん、姉は生きているわ」

「なぜわかるんですか?」

「私と姉は双子何かあればわかるの」

「でもどうして僕に?」

「私を抱けばわかるわ」

レジーナはそう言って振り返ってバスローブを脱いだ

亮が気付いたのは背中の傷だった。

「背中の傷見た?」

「えっ、ええどうしたんですか?」

「事故で」

「危険な仕事なんですねウエイトレス」

「うふふ」

亮の冗談でレジーナが笑った。

「来て」

レジーナはベッドに横になり薄い毛布をかけた。

正面からレジーナの裸はみれらなかったが

巨乳の脇乳は白かった。

巨乳と言えばFBIのジェニファーは修羅場をくぐっていて体に傷がある、きっとレジーナも修羅場をくぐっていた傷、亮はレジーナは安全であると認識し横に行った。

亮がレジーナに覆いかぶさろうとするとすると、首筋に冷たい物当たった。

「あっ、それは反則」

亮は体を起こすと両手を上げた。

「聞いた話と違うわね、團亮は沈着冷静1つのミスも犯さない、そんな無防備な男じゃないはずやはり偽者?」

「いや、裸は無防備じゃない」

亮はベッドの上にいるレジーナの左に周りベッドを強く弾ませて背後からナイフを取り上げ後ろから手を回し乳首に刃先を向けた。

「君は何者だ?」

「あなたは本当に團亮なの?」

「そうですよ」

「証拠は?名刺やホームページは証拠にはならない」

「そう言ってパスポートを取っている隙に…そうは行きませんよ」

亮はレジーナの足首をバスローブの紐で結んでパスポートを取りに行った。

「それ解けませんよ」

亮はパスポートを開いてレジーナに見せた。

「納得しましたか?」

「わかったわ、ちょっと情報と違っていたから疑っていたのよ」

「何が?」

「いつもそばにとびきりの美女がいると聞いていたわ」

「ここにいるじゃないですか、レジーナ君が」

「あ、ありがとう」

レジーナは思わず赤面した。

「君は何者なんだ、FBIでもCIAでもない、ナイフの扱いも下手だし、その色の白さはメキシカンでもない、それに僕の事を良く知っているのが謎だ」

「わかったわよ、もう抵抗しないから足を解いて」

「それは簡単です、そのまま広げてください」

「あっ」

脚を開くと紐は簡単に解けた。

「それよりあなた股間を隠してくれない、気になってしょうがない」

「それなら胸を隠してください、気になってしょうがない、あはは」

亮はバスローブをレジーナに渡し自分もローブを着た。

「二人はテーブを囲んで座った」

「さて僕の事は誰に聞きましたか?」

「姉のイレーヌから」

「僕の事を知っているのは普通ではないですね。しかも僕がメキシコシティに居るのを知っている。どこの組織ですか?」

「どうやって僕を見つけたんですか?それにあのメキシコ料理屋に来「姉はCIAのエージェントよ、私と連絡が取れなくなったら、日本人の團亮とコンタクトを取れと言われていたの」

ると」

「あなたには分からないでしょうけど、他の男性にない強力なフェロモンが有ると聞いていてそれは直ぐに分かった、それでグルメと言われているあなたが来る可能性があるメキシコシティで1番有名なメキシコ料理屋で待っていたの」

「わかりました、お姉さんの状況を教えてください」

「姉は上の指示でドミンゴを探っていたの一昨日までは連絡が取れていたわ」

「潜入捜査ですか?」

「いいえ、ドミンゴの資金の隠し場所を探していたの」

その時、連絡が取れないFBIの潜入捜査をしていた、エージェントで無いとわかった。

亮は直ぐに仁に連絡を取ってレジーナの話をした。

「イレーヌの妹は正式なCIAエージェントではないがイレーヌのアシスタントをしていた。亮を探していたなんて、驚いたよ。連絡が取れなくて困っていたところだ、イレーヌを探してくれ」

「でも、僕にはミッションがあるけど」

「行き着く先は一緒だろう」

「わかったよ兄さん、ところで僕の事をイレーヌに教えたのは兄さん?」

「まぁ、そんなところだ」

「間違った情報は流さないで欲しい」

「何がだ、困った事が有って頼めば何でも願いを叶えてくれるだろ」

「僕は神様じゃないよ」

「いや、神様より願いを叶えてくれる可能性が高い」

「ええ、まぁ…」

「とにかくイレーヌを助けてくれ、彼女は優秀なエージェントだ」

「ところで彼女たちの素性は?」

「フロリダの貿易商ローズウッド家の娘でドミンゴに家族が殺されて財産を全て奪われてしまった。お前の事だもう見たかもしれないが妹のジュリアは逃げる途中背中を撃たれた。

姉妹でいずれ復讐するつもりだったらしい」

「そうですか、それで一緒に…」

「とにかくドミンゴをたたきつぶしてくれ」

「了解です」

「気をつけてな」

「はい」


電話を切ると亮は微笑んでレジーナを見て微笑んだ。

「レジーナいや、ジュリアご両親がドミンゴに殺されたそうですね」

「ええ」

ジュリアは右肩の傷を見せた。

逃げる時撃たれました。

「お気の毒にドミンゴに復讐しましょう。できるだけ情報をください」

「はい、イレーヌが受けたミッションはドミンゴの資産と現金の隠し場所、それと関連企業、資金を受けたアメリカの政治家のリストです」

「なるほど、危険な任務ですね、となるとさっき言っていた右腕のリカルドを調べていた訳ですね」

「そうよ」

「他に重要人物は?例えば金庫番とか?」

「それがまだ誰だか分からない」

「そうか…まだだったのか」

イレーヌを探し出す事とに全力を尽くす事にした。

「ところでこの後どうします、ジュリア」

亮は時計を見た。

「うふふ、あなたの女を狂わせるテクニック味わってみたい」

「すみません、それは次回にしてお姉さんを探しに行きましょう」

「そう、次回必ずね」

*******

二日前、

メキシコシティ旧市街地ソロカを歩くイレーヌがいた、

旧市街はスペイン領時代の古い建物あり、路地は暗く女が一人歩くにはとても危険な場所であるしかし、前を歩く男達はドミンゴと深い関係がある事がわかっていた。


男達は二人の男と合流した。

「やった!」

この時イレーヌの背中に激痛が走った。その痛みは肺を抜け肋骨に走った。

出血は留まるところを知らず、呼吸が止まりそうになっていた。意識は遠のきイレーヌはうつ伏せに倒れた。


「この女は我々の敵か?」

「分からない、急所は外れている、連れて行こう」

「まったく。それなら撃たなきゃ良いのに」

そう言って女はイレーヌの出血ヶ所にタオルを当てた。

*******

「お姉さんの今の状況は?」

「苦しんでいる様子はないわ」

「居場所は分かりませんよね」

「最後に居た場所はわかるけど怖くて近づけない」

「今夜は僕が一緒ですから大丈夫です」

「無理よ、警察も近づけないくらい危険なところよ。まして日本人なら何も言わずに襲ってくるわ」

「そうですか」

亮はジュリアを説得してイレーヌが消息を絶った、場所へ向かった。

案の定、数人の男が亮とジュリアを取り囲んだ。

「こんな時間にここに何の用だ?」

「食事の帰りに道に迷った」

「わかる所へ送っていくぜ、その代わりに案内代頂こうかな」

「大丈夫です、スマフォがありますから」

「そうはいかない、此処へ来てタダで帰ろうと思うな」

男たちはナイフを取り出してそれをかざした。

「最初からそういえば良いのに」

亮は懐からクリスから受け取ったピストルを取り出しだ。

「何だお前」

男達が一歩下がった。

「ジュリアはこれ持ってください。P320銃パラベラム弾が入っていますから当たったら死にます。彼らが近づいて来たらとっとと撃って下さい。」

亮はジュリアにそれを渡すと右手を前に出し身を低く構えた。

「お前、馬鹿じゃないか」

男達の一人がナイフを持って振り下ろしてきた。

亮は体を交わしナイフを持った手首を持って肩に背負って投げた。

背中をアスファルトの道路に打つと男は咳をして転がった。


「はい、次は?」

その間三分も経たずに亮は五人の男を倒した。

「ジュリア行きましょう」

「は、はい」

亮のあまりの強さに驚いて居るジュリアに亮は優しく話した。

「今度いざと言う時のために射撃の練習しましょうね」

「はい」


二人は手を握り合ってイレーヌが姿を消した場所に着いた。

「この辺りか」

亮は液体の入ったスプレー瓶で霧を辺りに撒くと道路が青白く光った。

「何ルミノール反応?」

「はい、ここでお姉さんは撃たれたらしい」

「えっ!」

ジュリアは覚悟をしていたが顔を強ばらせた。

亮がさらに霧を吹くと血の跡点々と現れていた。


「ここで途切れている。恐らく車に乗せられたみたいですね」

「スマフォはこの辺りで電源が切られたみたい」

ジュリアは最終場所を確認した。

「死んでいたら、放置されていたはず、きっと生きています」

そこに後ろから亮を、目掛けて弾丸が飛んできた。

「うっ、あぶねえなあ、当たったらどうするんだ」

亮は振り返って弾丸が発射された方向に走った。

「な、なんだ」

撃った本人は当たるはずの銃弾がハズレ声を上げた。

亮は30mを2秒で走り、犯人に飛びかかり腕を掴んで地面に叩きつけた。

「なぜ撃った?理由はなんだ」

亮は聞いた。

男は黙って立ち上がりナイフを持って構えた。

「おお、かなりの手練」

亮は体から湧き上がる殺気でそれがわかった。

円の動きを完全マスターした亮はナイフの攻撃を交わし男の懐に入り込み踏み込んではナイフを持った右手の肘を目掛け鋭い突きを入れ引き際に膝に蹴りを入れ、再び円の動きで男の周りを回った。そこに小柄な若い女が男の脇にたち構えた。

小妹くらいの背格好で年齢は20代位だった。

「何やっているのよ」

「あの男、俺の弾を避けた」

「そんな馬鹿な事無いわよ、

あんた撃った弾は全て当てているんでしょう」

「まぁな、しかもあの男素手で俺たちと闘うつもりだ」

男は亮を見て隙がないのに気付いた。


「おい、お前達中国人か?」

亮は中国語で聞いた。

「お前は中国人か?」

「いや、日本人だが香港に関係ある。ひょっとしたら闇鬼を知っているか?」

亮は中国人ならまして狙撃銃を持っているなら一度くらいなら

闇鬼を耳にした事があると思っていた。

「それがどうした」

「僕の名前は劉亮だ」

亮は闇鬼に関係している人間なら矛を収めると確信していたが、

もしも、敵対している組織なら手練の二人と命をかけて闘かわなければならなかった。

「劉亮!」

二人は顔を見合わせた。

「証拠は?」

「な、無い。すみません」

「顔を見せろ!」

お互い闘う意思はなく亮は近づいで顔を見せた。

「あっ」


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