【想い出を20万のアルバムで】官房機密費という名の「合法裏金」でオリンピックを買収していた!
筆者:
本日はご覧いただきありがとうございます。
オリンピックと言えば、昔は清潔感がある祭典だと思っていましたけど、
今はただの“汚い金にまみれている”と思って興味もなくなりました。
勿論プレイしている選手達には罪はないですがね。
質問者:
東京オリンピック2020で余計にそういう話が増えていますよね……。
竹田恒和元会長の買収や、運営業務を巡る電通の五輪談合事件とか……。
今回もそういう話の一環だと思うのですが、具体的にこれまでの話とはどう違ってくるのでしょうか?
筆者:
石川県の馳知事は23年11月17日に東京都内の講演で、
五輪招致をめぐり「メモを取らないで」と断った上で、
当時の安倍晋三首相から「金はいくらでもある。官房機密費もあるから」と告げられたと爆弾発言をしました。
国際オリンピック委員会(IOC)の委員105人への贈答品として1冊20万円でアルバムを製作した「想い出アルバム作戦」と2013年4月1日付の本人のブログでは明かしています。
これはIOCの倫理規定違反でもあるんですね。
しかし、馳知事は「事実誤認」を理由に追及されるとすぐさま上記発言を撤回し、
「五輪招致にかかわることでありますしスポーツ庁と文科省にも報告しているのでこれ以上私からはコメントを控えたい」
などと言い逃れをしていますが、その当時は東京五輪の招致推進本部長、
その後に文部科学大臣も歴任していることから信憑性の高い情報として追及されていくことになるでしょう。
今回の話が今までと違うのが「買収疑惑」に使われたお金が「官房機密費」から出されたと言われている点です。
質問者:
また買収ですか……。
しかし、「官房機密費」っていかにも名前からして怪しそうなんですけど、いったいどういうお金なんですか?
筆者:
これがとても闇が深いものでして表向きの政府は公式見解としては、
「情報収集、調査に必要な経費」としています。
しかし、実情は「政権運営の維持のために使うお金」と言えます。
国の機密保持上、使途などを明らかにすることが適当でない性格の経費として使用されてきて、
内閣官房機密費(報償費とも言う)のうちは「政策推進費」は特に領収書が必要なく、会計検査院による監査も免除されており、原則使途が公開されることはないんです。
だから馳知事が口を滑らさなければ「永遠に闇の中」の出来事だったと思います。
質問者:
そんなの滅茶苦茶じゃないですか……。
筆者:
これらのふざけた規定は「機密費流用防止法案」によって保障されており、
今年度予算にもおよそ15億円計上されています。
第2次安倍内閣では7年間でおよそ95億4000万円が支出され、このうち「政策推進費」はおよそ86億9000万円と、大体毎年9割ぐらいが「使途不明」になっているのです。
質問者:
こういう状況では何に使われてもおかしくはないですね。
事実上の「裏金」じゃないですか……。
筆者:
しかも法律のお墨付きのある「合法裏金」です。
「総理大臣の給与アップ法案」の際に「3割返納しているから」と岸田首相がおっしゃっていましたが、
そりゃぁ10億円以上「合法裏金」があるんですから数千万円返納しても余裕でしょうね(笑)
しかも、この官房機密費の使い先が
日テレニュース11月21日『【解説】「官房機密費」とは、どういったお金?』
によりますと、
『「国会がおわったあとなど、野党との食事会の費用」
「海外訪問したときに機密費で閣僚のお土産」』
程度にしか普段は使われていないみたいなんです。
こんなのが“機密”とか言われても正直困ります。
それこそ「政治資金」で払っているのと同程度のものなんです。
ただ単に首相と官房長官の「追及されない裏政治資金」となっているだけに過ぎないんです。
質問者:
これは酷いですね……。
せめて使途ぐらい示してくれないと……。
筆者:
最近、自民党の「五大派閥」が設立しているそれぞれの政治団体が、
合わせておよそ4000万円分を収支報告書に記載していなかった
「政治資金記載漏れ問題」というのが話題になっていますが、その程度の話じゃないです。
上記の問題を軽視しろと言いたいわけではありませんが、
官房機密費こそもっと追及していくべき問題なんです。
質問者:
これについて野党からの追及は無いんでしょうか?
筆者:
流石に野党もこれについて追及し、馳知事の国会招致を要求していますが、
旧民主党系統も2009~2013の与党時代何か改革しようという行動は無かったので、行われたとしてもただの「茶番答弁」と言えるんです。
2009年には退陣直前の麻生内閣による官房機密費流用疑惑が発覚して当時の民主党が追及していました。
しかし、その直後に民主党が政権奪取に成功すると官房機密費については
「オープンにしていくことは考えていない」として公開しない考えを示し、
「使途等を検証していくことが適切」と2009年12月の国会答弁で述べるなど、
「手のひらクルックルッ」状態なんです。
質問者:
いざ自分がその地位に座ると何もしないだなんて本当に異常ですね……。
それだけ「権力者の椅子」や既得権益というのは魅力的なんでしょうね。
筆者:
あの当時、民主党政権は「事業仕分」で研究費を削ったりして「埋蔵金」を探していましたが、官房機密費こそが真の「埋蔵金」であると言えます。
質問者:
確かに「埋蔵金」は身近なところにあったのに必要な費用を削るのは本当に酷いですね……。
筆者:
本来なら速攻でこんなもの解体したいところですが、「既得権益維持」のため中々それも難しいでしょうね。
「機密」とするのは精度趣旨の性質上ある程度仕方ないとしても、
最低でも具体的な使途などを次の年度でもいいので事後的に検証できる仕組みが必要だと思います。
誰も解明する機会が与えられないままブラックボックス化して首相、官房長官の「第二のポケット」になっている状況は異常と言わざるを得ません。
「馳知事発言」の内容である事実上の買収は間違いない事だと思いますが、
恐らくのらりくらり交わして終わるでしょう。
法律の制度が壁となって「事実上の買収」を明らかにできない状況は完全に狂っています。
質問者:
裁判などで強制的に開示することはできないのでしょうか?
筆者:
最高裁は2018年1月19日の判決で、関連文書のうち、「政策推進費受払簿」の開示を認め、これまで「全面不開示」としていた国の処分を取り消しました。
しかし、この「政策推進費受払簿」というのは官房長官のポケットに入った金額と時期が明らかになるだけで、何に使ったか・誰に支払ったかはこの文書には記載されていないので、肝心の知りたい情報は書いておらず、意味はほとんどありません。
結局のところ最高裁も内閣から任命されている人たちばかりなので、政府の「お仲間」と言っても過言ではないので暗に「忖度」したと言ってもいいのです。
政権担当者自ら公開・改革する意思がないと永久に改善されることは無いと言えます。
質問者:
最近、筆者さんからLGBT法案など色々なところで“裁判所もグル”という話で絶望的な気持ちになりますね。
それじゃどうすることもできないんですか?
筆者:
とにかく国民側からもっとこれについて問題にすることが大事です。
やっぱりお金の流れを完全に把握することが政治腐敗を止めるきっかけになりますからね。
官房機密費を明確化にすることを選挙での争点・公約の一つにして政権交代を頻繁に起こし、仮に公約違反した場合に追求しまくることが大事だと思います。
質問者:
なるほど、国民側から動かさないと打開できないんですね……。
筆者:
しかしニュースなどを見ていると、お金の話は「政治資金記載漏れ問題」ばかりです。
せいぜい、「五輪買収」の一環として馳知事の発言が取り上げられているに過ぎません。
マスコミは問題としての争点をズラしているようにしか思えないんです。
狂っていることを「狂っている」と追求しないのが本当の狂気だと僕は思いますね。
質問者:
もっと官房機密費にクローズアップして欲しいですね。
筆者:
ただ、僕の過去のエッセイを見てもらうと分かるんですが、多方面で色々と異常な政策を展開しまくっているんです。
これは、政府・政治家が腐りきっているんで、あらゆる方向から国家予算を自分のものにしようと躍起になっていると言って良いでしょう。
つまり「多方面腐敗作戦」を政治家が行っていると言っても良いでしょう(笑)。
より多くの人が政治に関心を持ち、それぞれ重要だと思ったことを追求していき政治腐敗を無くしていく、そんな社会にしていきたいですね。
腐敗政治家を国民としては「アルバム」に遺したいぐらいです(笑)。
ということでここまでご覧いただきありがとうございました。
今後もこうした時事問題、政治・経済、マスコミの問題などをお伝えしていきますのでよろしければご覧ください。