「金属バッドの女」意義ラノベという区分の提唱
「金属バッドの女」
著◆ちゅーばちばちこ先生
初めて読んだのは16歳くらいだったと思います
初読は「意味がわからない」というのが正直な感想でした
というのも、当時の私はライトノベルというものに疎く、そのころライトノベルでの主流であったボーイ・ミーツ・ガールに詳しくなかったのです。サブカルにも全然詳しくなくて、エヴァすらテレビで放映されたから見てみただけというレベル。そんなふうなので作者の真意が読み取れませんでした
最近また読み返しまして、ボーイ・ミーツ・ガール、あるいはセカイ系と呼ばれるジャンルに対しての、アンチテーゼであるという意図は理解できました
作者の気持ちは章タイトルからも読み取れました
また当時のセカイ系の終わりごろ(?)にこの本を出版することに意義があったのも察知できました
(個人的感想になりますが、こういった概念へのアンチテーゼは哲学的であり、「意義ラノベ」というジャンルで語ったほうがいい気がします)
(「意義ラノベ」ジャンル、勝手にいまつくりました)
(また同じく「消えちゃえばいいのに」著◆和智正喜先生も意義ラノベという括りに入ると思います)