「霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない」「B.A.D」
著◆綾里けいし先生
同著者の「B.A.D」は既読です
繭さんが嗤っていたのに対し、ヒロインが不幸を嗤わないのは令和だなあ……と感じました
作者の方が仰るとおり、「B.A.D」の流れを汲む作品なので比べての感想になります
まず主人公・朔が好きです。
ヒロイン・藤咲藤花の優しいところを主人公が好きになるのは当然だと思いました
SNSの話が続くのも令和だなあ……と
……。
…………。
「B.A.D」再読しました
面白いです
赤い唐傘にゴシックロリータ、チョコレート、主人公が孕む鬼……
発想が奇抜で斬新でこれ以上ないほどダーク
十年以上経っても同じようなダークなジャンルで「B.A.D」に似た魅力を持つ「B.A.D」を超えるものを読んだことがありません
「B.A.D」は「B.A.D」というジャンルの最高の小説です
「霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない」は、純粋に想定読者層と私の年齢が乖離しているんだと思います
ライトノベルを読み続けているとその乖離を感じるときが往々にしてあります。
もう私はラノベを読み続けるのは苦しいのかもしれない……
とはいえラノベは若い子の心を救うためにあるのがいいと思うので、新規顧客開拓のために常に新しいものがあるのがいいと思います
私が作家買いして期待しているのは「その作家の最高が見たいという気持ち」かもしれません