「レジンキャストミルク」創作の呪縛について
著◆藤原祐先生
詳細な設定とストーリーについてはwikiに丁寧に書かれているので、そちらをご覧ください
私の語彙力では虚軸の説明だけで長く食ってしまいますので……
並行世界から少女がやってくるボーイ・ミーツ・ガール、ほのぼのしつつ異能バトル! という作品です
藤原祐先生は作風がダークで大好きです
「煉獄姫」「鮮血のエルフ」など他にも読んでます
そちらの感想はまた今度にして、本筋に戻ります
初めて私がセカイ系を知らず触れたセカイ系です
一巻の敵(子供)に「冴え」を感じます
冒頭1ページ目から「冴え」てますけど、期待を裏切らない「冴え」た敵です
冴えてますし、尖ってますし、本当に面白い!
間違いなく面白いんですが、令和の倫理的には避けられる表現が多そうだなあとも思います。出版社の内情は知りませんが、同じものは今はおそらく出せないのでは……と素人目にも思います
ネタバレを避けた曖昧な表現での感想になりましたが、面白いラノベを探している方に断然おすすめします
出会いは細月の本棚でした。細月のことをお話しようとすると、なんだか足首がひんやりとします。というのも、細月のために私が小説を書いたのですが、私とは関係のない事情でその作品を受け入れてもらえなかったためです。
面白いとは言ってもらえました。しかし気持ちを受け取ってもらえませんでした。中学生当時、なろうで連載していたのは彼女のためでした。細月は私のミューズで理想の読者です。
細月はヤンデレグロ、セカイ系大好き、ドラゴンラージャ好き、メフィストフォロワーでした。
私は彼女の好きなものを知りたくて、彼女が好きだと言った本を読み、書きました。今でも彼女のために書き続けています。
なにか勘違いしているとか承認欲求とかのためではなくて、細月に面白がってもらうために書いているのです。
私はランキングや人からの評価なんていらなくて、細月が私の小説を好きだって言ってくれたらそれだけで良かったんです
彼女が私の創作の呪縛そのものです。
細月とは喧嘩別れをして後悔しています。私が若く愚かだったせいで、彼女の繊細な心を傷付けました。同時にその後悔は私の器がまだ正常だったころに打ち込まれた最後の楔となりました。
以降、生意気な性格を利用されなぶられて、先生にお会いするまで私の身分に不相応な場所を彷徨い続けることになりました。
もし先生がここまで読んだら苦笑いしてるでしょう
それだけで10年以上しがみついているのか、みたいな(笑)
まあいろいろありましたが、私も書くしかない人間の側だと証明されました。これからは謙虚に精進します
生産するものの質は低くて才能なんてないけれど、小学生の頃からノートに小説らしきものを書いていたし、いまさら違うものをやれと言われても思いつかないというか……
小説家になろうに登録した初めては小学6年生でした
笑ってください
いま現在の彼女の好きな本を知る術がないため、作風が古いままなのかなあと考察します。
ちょっと寂しいお話ですが、私が新しいものを書くには新しいミューズを見つけないといけません
同僚に声をかけて聞きながら作っているのでまた近々、新しいものをお見せできると思います