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「くますけと一緒に」 2025/05/24
著◆新井 素子先生
この世界は二種類の人間がいることを私は時たま意識する。
守られている者と守られていない者。
両者は分かち合えなくて、悲しくなるときがある。
この本を読んで私たちはぬいぐるみに愛されているんだなと思って、泣いた。だれにも愛されなくてもぬいぐるみを愛す私たちはぬいぐるみに愛されている。
物語のクライマックスで泣いてしまった。
・親が嫌い
・ぬいぐるみが好き
主人公と私は2つの共通点を持っているので自然に感情移入ができた。
読んだ後は、私の心の渇きが癒されるのを感じた。この本と出会えてよかったと心の底からそう思う。
ほっこりホラーなのかな?
とにかく「守ってもらえること」って大事だよね、と感じた。