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「みんな蛍を殺したかった」 2025/04/07
著◆木爾チレン先生
京都文フリでサインをいただきました。
ミステリ調で視点を交代しながら進みます。
人の気持ち悪いところを真正面から描いていて、また終盤に驚くような仕掛けもあり、面白く読めました。
さまざまな理由から蛍を殺したがる動機があった、生物部の三人。
だれがいったい犯人なのか――と熱中して考えながら読めました。
登場人物たちの闇もよかったし、なにより蛍視点の話もよかったです。
木爾チレン先生がおすすめだよというのは、女子高生の配信者の子から聞いたんですが、読みやすくてミステリの仕掛けがあり、人気になるべくしてなった本だと思いました。